2016:全国高校サッカー選手権:決勝:青森山田vs前橋育英「冬三冠で圧倒的な強さを見せて初優勝」その2
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杉野雅昭
2017年01月09日 20:11 visibility384
3、戦評
数値評
評価基準
良:A~E:悪
青森山田
攻撃評価:A
守備評価:A
采配評価:A
総合評価:A
前橋育英
攻撃評価:D
守備評価:E
采配評価:E
総合評価:E
文章評
決勝は、ここまで無失点で勝ち上がった群馬の名門前橋育英とここまで冬二冠の青森山田のカードとなった。
しかし、試合は意外にも前橋育英が大量失点し、逆に三本の矢活躍で青森山田が圧勝という結果になった。
三本の矢(決勝を見た私が勝手に命名)の3人の活躍を簡単に表現すると以下の様になる。
試合を通して、1廣末 陸のフィードは、攻撃の始点となっており、遠くまで速く正確なボールを蹴り、一気にシュートというシーンを何度も作り、実際2ゴールに繋がった。
11鳴海 彰人は、スピードと技術を備えた素晴らしい選手で、高い決定力で2得点で、今大会の得点王に輝いた。
10高橋 壱晟も先制ゴールを挙げて、チームの勝利に貢献した。
しかし、大差という結果にこそなったが、好機を前橋育英が決めていれば、少し展開が変わったかもしれない。
その象徴的なシーンが、前半終了間際の決定機で、5三国 スティビアエブスの好守で、ピンチを凌いだ次のプレーで、GKの1廣末 陸のキック一本で、一気に攻守を入れ替えて、電光石火のカウンターで、ゴールまで行った事になる。
流石に1廣末 陸の直接アシストではないものの、前橋育英からすればその前のプレーで好機であったのに、一転して自陣ゴール前まで運ばれて、失点をしてしまう。
サッカー怖さというのを痛感してしまうシーンであった。
つまり仮に試合を有利に進めても一瞬でやられてしまう怖さを前橋育英が持ってもおかしくない。
ましてや決勝まで無失点という驚異的な堅守を誇ったチームであれば尚更である。
今日の日本サッカーで言えるのは、全体的なレベルの向上による実力差が縮まっている事である。
先日のレアルと鹿島の1戦の様に世間一般的に実力差があると考えられたチームが善戦するという現象が起きており、チームによっては勝利して結果を残しているチームもある。
そう考えると、GKの一本のフィードやゴールキックなどで、一気に決定機を作られてしまうというのは、小さな差の様で、大きな差として結果に影響してしまう。
特にメンタル面で不安定な高校生となれば、余計にである。
それでも勝利への執着心であったり、ボールへの執着心。
こういったものに強い前橋育英のメンタリティを感じた。
この経験を人生の糧として、成長に繋げて欲しい。
プライドとプライドのぶつかった熱い一戦で、残念ながらスコアでは、大差となったが、スコア以上の素晴らしい試合であった。
試合評
MOM:11鳴海 彰人(青森山田)
MIP:1廣末 陸(青森山田)
満足度:7点(10点満点)
高校から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
数値評
評価基準
良:A~E:悪
青森山田
攻撃評価:A
守備評価:A
采配評価:A
総合評価:A
前橋育英
攻撃評価:D
守備評価:E
采配評価:E
総合評価:E
文章評
決勝は、ここまで無失点で勝ち上がった群馬の名門前橋育英とここまで冬二冠の青森山田のカードとなった。
しかし、試合は意外にも前橋育英が大量失点し、逆に三本の矢活躍で青森山田が圧勝という結果になった。
三本の矢(決勝を見た私が勝手に命名)の3人の活躍を簡単に表現すると以下の様になる。
試合を通して、1廣末 陸のフィードは、攻撃の始点となっており、遠くまで速く正確なボールを蹴り、一気にシュートというシーンを何度も作り、実際2ゴールに繋がった。
11鳴海 彰人は、スピードと技術を備えた素晴らしい選手で、高い決定力で2得点で、今大会の得点王に輝いた。
10高橋 壱晟も先制ゴールを挙げて、チームの勝利に貢献した。
しかし、大差という結果にこそなったが、好機を前橋育英が決めていれば、少し展開が変わったかもしれない。
その象徴的なシーンが、前半終了間際の決定機で、5三国 スティビアエブスの好守で、ピンチを凌いだ次のプレーで、GKの1廣末 陸のキック一本で、一気に攻守を入れ替えて、電光石火のカウンターで、ゴールまで行った事になる。
流石に1廣末 陸の直接アシストではないものの、前橋育英からすればその前のプレーで好機であったのに、一転して自陣ゴール前まで運ばれて、失点をしてしまう。
サッカー怖さというのを痛感してしまうシーンであった。
つまり仮に試合を有利に進めても一瞬でやられてしまう怖さを前橋育英が持ってもおかしくない。
ましてや決勝まで無失点という驚異的な堅守を誇ったチームであれば尚更である。
今日の日本サッカーで言えるのは、全体的なレベルの向上による実力差が縮まっている事である。
先日のレアルと鹿島の1戦の様に世間一般的に実力差があると考えられたチームが善戦するという現象が起きており、チームによっては勝利して結果を残しているチームもある。
そう考えると、GKの一本のフィードやゴールキックなどで、一気に決定機を作られてしまうというのは、小さな差の様で、大きな差として結果に影響してしまう。
特にメンタル面で不安定な高校生となれば、余計にである。
それでも勝利への執着心であったり、ボールへの執着心。
こういったものに強い前橋育英のメンタリティを感じた。
この経験を人生の糧として、成長に繋げて欲しい。
プライドとプライドのぶつかった熱い一戦で、残念ながらスコアでは、大差となったが、スコア以上の素晴らしい試合であった。
試合評
MOM:11鳴海 彰人(青森山田)
MIP:1廣末 陸(青森山田)
満足度:7点(10点満点)
高校から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。
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