2014:J2:30節:H:vsジュビロ磐田「個では負けるも総合力で互角の戦い」その2

2、戦評

磐田は、今季の優勝候補だったが、チームのまとまりに欠ける部分もあり、自動昇格が厳しくなりつつある。
4バックから3バックに変更するなど、試行錯誤を繰り返している。
対して、ホームで、迎え撃つ岡山も替えのきかない38三村 真の欠場とベストの布陣で臨めなかった。
そういった両チームの試合だが、この試合は、豪雨と言えるぐらい強い雨が降っていた。
晴れの国岡山と言われる岡山にとっては、珍しいピッチコンディションだった。
試合の方は、気合い十分の磐田が、岡山のゴールに迫る。
最近の岡山は、開始1分程ゴール前まで迫られてなんとか凌いでから落ち着くという展開が多い。
この試合でもそういった展開になり落ち着いた所を13宮崎 智彦の強烈なダイレクトシュートが決まって、磐田が先制。
互角の戦いをする中で、J1レベルのシュートレンジの長さを見せた磐田が、レベルの高さを示した。
0-1で、磐田リードで、後半に入る。
後半に入っても雨が止む気配はなく、岡山では、珍しくボールが溜まった水で、止まるという状態になった。
岡山が、負けていることもあって、攻勢に出る。
前半と違って、岡山が、攻撃の主導権を握る。
13久保 裕一が、雨のコンディションに相性の良さを見せると、8石原 崇兆のクロスに頭から飛び込んで、同点ゴールを決める。
その後は、岡山が、怒涛の攻めをみせ、勝ち点3を奪いに行くも取れず、そのまま試合終了。
雨の中の難しいコンディションの試合は、引き分けに終わり、磐田と岡山の勝ち点差4のまま順位も変わらなかった。

3、得点経過

A:磐田:0-1:13宮崎 智彦

経過

25櫻内 渚のクロスを一度19久木田 紳吾が、クリアするもセカンドボールに先に反応した13宮崎 智彦がダイレクトシュート。
寄せに来ていた26田中 奏一に当たって弾道が変わった強烈なシュートが、ゴールに突き刺さっての得点。

コメント

当たったとはいえ、あの強力なシュートには、驚いた。
今の順位こそいるが、J1クラスの個人の力を感じた。

H:岡山:1‐1:13久保 裕一(8石原 崇兆)

経過

1回仕掛けを失敗するも50上田 康太がセカンドボールを拾いサイドにフリーでいた8石原 崇兆にパスを出す。
8石原 崇兆はドリブルで、間合いを詰めてゴールに近づく。
そこからクロスを入れる。
そのクロスに対して13久保 裕一が頭からのダイビングヘッドで、飛び込む。
これが、ポストに当たって内側に飛び得点。

コメント

気持ちの籠った得点と言えるだけ素晴らしい得点。
13久保 裕一は、シュートが下手な事は確かだが、上手くあえばしっかり得点できる。
それを証明した高度な得点だった。
あそこで飛び込めるのはストライカーでないと無理。
この得点はチームとしても13久保 裕一自身にとって大きな意味を持つ。
8石原 崇兆のクロスが良かったのもあるが、この調子で、ベンチが多い選手が活躍すれば良い雰囲気になることは間違いない。

その3に続く。

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