2017:J2:15節:H:vs横浜FC「長澤マジック3 微々たる変更効果は絶大」
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杉野雅昭
2017年05月22日 23:45 visibility203
岡山vs横浜FC:2-1
得点者:30豊川 雄太(17朴 亨鎮)、3久木田 紳吾(17朴 亨鎮)、16新井 純平(9津田 知宏)
観客数:8,650人
1、チーム情報&評点
評価基準
良:1~5:悪
審判
主審:中村 太:3.0
副審:今岡 洋二、塩津 祐介:3.0
H:岡山
監督
長澤 徹:2.5
スタメン
30豊川 雄太:2.0
8石毛 秀樹:2.0、16関戸 健二:2.5
17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン):2.0、27塚川 孝輝:2.5、5渡邊 一仁:2.5、21加地 亮:2.5
14喜山 康平:2.5、39篠原 弘次郎:2.5、3久木田 紳吾:2.0
22一森 純:2.0
リザーブ
GK:13櫛引 政敏
DF:4近藤 徹志、33張 碩元(チャン・ソグォン)
MF:26田中 奏一、10大竹 洋平
FW:11三村 真、20藤本 佳希
途中交代
27塚川 孝輝→20藤本 佳希:2.5
8石毛 秀樹→10大竹 洋平:評価不可
30豊川 雄太→4近藤 徹志:3.0
A:横浜FC
監督
中田 仁司:2.5
スタメン
14アブドゥラーヒム・ラーヤブ(イバ):2.5
19鄭 充根(ジョン・チュングン):3.0、7野村 直輝:3.0
30小宮山 尊信:2.5、6中里 崇宏:2.5、8佐藤 謙介:2.5、16新井 純平:2.0
3田所 諒:2.5、20カルフィン・ヨン・ア・ピン:3.0、5西河 翔吾:2.5
1高丘 陽平:3.0
リザーブ
GK:45北野 貴之
DF:4渡邉 将基
MF:10寺田 紳一、13野崎 陽介、21増山 朝陽
FW:9津田 知宏、39大久保 哲哉
途中交代
7野村 直輝→13野崎 陽介:2.5
19鄭 充根(ジョン・チュングン)→39大久保 哲哉:2.5
14アブドゥラーヒム・ラーヤブ(イバ)→9津田 知宏:2.5
2、得点経過
H:岡山:1-0:30豊川 雄太(17朴 亨鎮)
岡山のスローインから裏へ出た27塚川 孝輝が、溜めてバックパス。17朴 亨鎮が、バックパスをダイレクトで、左足でのクロスを入れる。これに30豊川 雄太が、ダイレクトボレーシュートを左足で放つ。これに、GK1高丘 陽平が飛びつくも届かず、岡山先制。
スローインの駆け引きで、上手くフリーで受けた27塚川 孝輝の動き出し、そして17朴 亨鎮の判断も良かったと思います。17朴 亨鎮は、寄せがあっても良いクロスを入れる事もありますが、このシーンでは、完全にフリーで、精度の高いボールを入れる事に集中できる状況を作れてた事が、大きかったと言えるでしょう。
また、30豊川 雄太のシュートも難しいボールで、良く枠に強いシュートを蹴れたと感じる素晴らしいゴールでした。
今後もこうした17朴 亨鎮からのクロスから30豊川 雄太や、怪我から戻り次第24赤嶺 真吾といったシーンを増やして、貴重な得点パターンとして、確立させたいですね。
H:岡山:2-0:3久木田 紳吾(17朴 亨鎮)
左サイドのFKというシーン。ゴールへ向かって行くボールであれば、8石毛 秀樹。ゴールから少し戻って来てそこに合わせるなら17朴 亨鎮というシーンでした。蹴ったのは、17朴 亨鎮で、手前の選手が触れずに、後方で落ちて戻って来るボールに3久木田 紳吾が、触ってコースを変えて、右隅に吸い込まれたというゴールでした。至近距離のためにGK1高丘 陽平も動けませんでした。
精度の高いボールを蹴る事ができれば、こういったセットプレーで、しっかり得点出来る事を証明できた得点。そういった意味で、今後に自信を持てる貴重な得点であったと思います。チームとしては、良い位置でのFKを増やし、こういった形での得点で、勝利出来る様に積極的に仕掛けるという意識を強く持つことが大事であると思います。
A:横浜FC:2-1:16新井 純平(9津田 知宏)
サイドで受けた横浜FCの選手がバックパス。そのパスにダイレクトで3田所 諒がクロスを入れる。9津田 知宏が少しすらして、その先に居た16新井 純平が、合わせて豪快にゴールに突き刺して、1点返すというシーン。
岡山の1点目の流れに似ていて、サイドの深くでボールを受けた選手が、バックパスで、フリーの選手が精度の高いクロスを入れる事で、生まれた得点。
逆を言えば、こういった形を作れれば、得点し易いという事であり、この部分に力を入れて、より良い形を作るという事は、勝利に向けて大事な事かと思います。今後の得点の形にするためにも、得点のイメージを強く持ち、失点しまった形などを分析し、参考にしていって欲しいですね。
3、戦評
数値評
評価基準
良:A~E:悪
H:岡山
攻撃評価:B
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:C
A:横浜FC
攻撃評価:C
守備評価:C
采配評価:C
総合評価:C
文章評
2連敗で、迎えたホーム戦。相手は、首位の横浜FCという事で、厳しい試合になることは、必至でした。しかし、試合を始めてみれば、個の力を主軸に攻めてくる横浜FCの攻撃に対して、ボールホルダーに3人で囲い込むという気持ちの籠った守備で、対抗。この試合でも完封できず1失点してしまいましたが、2得点を奪って勝利をもぎとることができました。
この試合で、当たりだった16関戸 健二のシャドー起用。対戦相手によっては、機能しない場合もありますが、この試合では、プレスがそこまできつくなかったので、持ち味のボールキープ力やパスセンスというのを存分に発揮出来て居ました。16関戸 健二のSTでの起用により、DHに5渡邊 一仁をスタメン起用できたのも大きい。冒頭で、3人で囲い込むというのも守備で上下左右とピッチを縦横無尽に走り回り、横浜FCからすれば、1人多く感じていたかもしれない。中盤の守備の局面で、戦えた事で、ボール奪取から攻撃に繋げるという事も出来ていた事は大きい。そういった意味で、16関戸 健二をDHから外し、前で起用した事は一定の効果があったと言えます。
また、17朴 亨鎮の存在も大きい。フリーで蹴る事ができれば、得点に繋がる可能性は高く、左サイドの要と言えると思います。ただ、彼の潜在能力を考えると、得点も期待できる選手であると思いますので、アシストだけではなく、シュートを打つ機会を増やして行く必要があると思います。右サイドで、組み立てる事が多く、左サイドから仕掛けるという話でしたが、やはり、右サイドでもクロスであったり、ドリブルからチャンスメークする形は欲しい。開幕前に17朴 亨鎮は、5ゴール10アシストを期待できる選手と評価しましたが、現状の得点は無いですが、アシストは、十分達成できる数字であると思います。チームとして、彼の良さを生かし切れていない、というよりは、チームが機能しきっていない事が、最大の理由かと思います。終盤に彼が得点を出来る形が出来れば、今よりは、強いチームとなっている事でしょう。
また、前節とDFラインが違い、4近藤 徹志ではなく、39篠原 弘次郎であったこともあり、ライン高くプレスが効き易くなっていた点も大きいと思います。4近藤 徹志の時は、ずるずるとDFラインが下がり、愛媛のハイプレスだったという事もあり、ビルトアップもままならなかった。しかし、この試合では、ある程度繋げており、前半までは、パス数でも横浜FCを上回っていました。後半に横浜FCの猛攻を受けて、パス数で、最終的に大差こそ付けられましたが、自分たちのサッカーの良さを出せたのではないでしょうか。
今後は、2点以上を高い確率で得点を取れるようにチームを仕上げて、終盤にパワープレーや猛攻を受けた時に守り切れる粘り強さという部分が、改善出来れば、十分上を狙える位置に浮上できると思います。そのためにも1戦必勝で、次の試合でもしっかり勝って連勝して欲しいです。
試合評
MOM:17朴 亨鎮(岡山)
MIP:22一森 純(岡山)
満足度:7点(10点満点)
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(masaaki sugino)
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