ファジアーノ岡山2018年シーズン前考察Part1
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杉野雅昭
2018年01月14日 21:57 visibility801
1、前置き
10月に投稿した来季に向けての補強ポイントを軸に補強具合を含め、考察していきたい。まずは、来季に契約更新と補強した選手のまとめから入りたい。
GK(5人):金山 隼樹、一森 純、椎名 一馬、李 京泰(イ・キョンテ)、似鳥 康太
DF(CB:7人):阿部 海人、後藤 圭太、濱田 水輝、増田 繁人、喜山 康平、チェ・ジョンウォン、久保 飛翔
MF(DH:6人):上田 康太、末吉 隼也、関戸 健二、塚川 孝輝、武田 将平、加藤 健人
MF(WB:6人):椋原 健太、松本 健太郎、澤口 雅彦、デューク・カルロス、下口 稚葉、三村 真
MF(OH:3人):仲間 隼斗、伊藤 大介、大竹 洋平
FW(ST:3人):斎藤 和樹、武田 拓磨、福元 友哉
FW(CF:3人):赤嶺 真吾、李 勇載(イ・ヨンジェ)、藤本 佳希
2、去就に関する予想と結果
前置き:私が以前書いた補強ポイントの記事の一部を転載して更に加筆しています。
来季絶対必要な選手:◎
来季必要な選手:〇
来季の補強次第:△(戦力的にもしくは、契約的に◎や〇の選手を含む)
来季構想から外れる可能性が高い:×
GK:(◎:1、〇:0、△3人、×1人)
22一森 純◎(更新)、13櫛引 政敏×(満了→移籍)、1椎名 一馬△(更新)、李 京泰△(更新)、29似鳥 康太×(更新) 、木和田 匡△(引退)
コメント
一森 純と櫛引 政敏に関しては、予想通りでしたが、椎名 一馬と李 京泰(イ・キョンテ)、似鳥 康太の3人とも更新と、木和田 匡の引退は、意外でした。
他ポジションで、A契約でない有望な新人を多数獲得出来た関係で、GKにA契約の選手を多数抱える事が可能となった可能性もありそうです。
ただ、本当の所は、クラブ方針として、じっくり選手を育てる。そういった意識もあると思います。また、30歳前後の主軸GKを抱えている事を考えてもGKの育成というのは、喫緊の課題であることは間違いなく、そういった強い意志の表れかもしれません。GKの育成は、90分間フル出場が多く、固定しがちなポジションだけに、難しい事もあり、他クラブから獲得する一方で、チームとしてGKを育てる土壌を作っておく、そういった狙いもありそうです。
ただ、そういった考えがある一方で、プロの世界ですからJ1を目指していく中で、このチームでレギュラーを奪取するというのは難しく、そういったレベルに近づいているという成長が見られなければ、岡山に残る事もより難しくなり、今後プロでやっていく事も難しくなっていくと思います。GKという難しいポジションで、体格に恵まれる2人が、今後プロとしてどれだけ続けられる注目したいです。
DF(CB):(◎:1人、〇:2人、△:4人、×:1人、新人:1人)
19片山 瑛一◎(移籍)、14喜山 康平〇(更新)、33張 碩元△(満了)、39篠原 弘次郎△(移籍)、6竹田 忠嗣△(満了→移籍)、3久木田 紳吾△(満了→移籍)、4近藤 徹氏×(満了) 、阿部 海大(新人)、23久保 飛翔〇(更新)
コメント
19片山 瑛一の移籍は、チームにとって誤算であったと思います。移籍時のコメントを見ても説得し、戦力として見てみたと考えるべきですし、来季に必要な選手であった事は間違いなく、C大阪でも十分活躍できる可能性を秘めた選手ですし、J1でも頑張って欲しいです。
今季キャプテンとして活躍した喜山 康平と新人として3年契約する岡山の方針から久保 飛翔の更新とに関しては、予想通りでした。張 碩元(チャン・ソグォン)と篠原 弘次郎に関しては、残す可能性もあったと思いますが、33張 碩元(チャン・ソグォン)は、怪我の多さ。39篠原 弘次郎は、空中戦の弱さ。J1を見据えると放出も十分あると考えていたので、それぞれ△にしていました。そういった意味では、契約満了は予想の範疇です。久木田 紳吾と竹田 忠嗣に関しても近い理由で△とさせて頂いていましたが、4人とも放出という決断は、思い切ったと思います。CBに関しては、片山 瑛一の移籍以外は、大体予想通りだったので、満足しています。
MF(DH):(◎:0人、〇:2人、△:3人、×:0人)
16関戸 健二〇(更新)、27塚川 孝輝〇(更新)、5渡邊 一仁△(移籍)、25武田 将平△(更新)、28加藤 健人△(更新)
コメント
関戸 健二と塚川 孝輝の更新は、予想通りでした。渡邊 一仁もJ1を見据えると移籍は、十分あると思っていたので、ここもCB同様に本気度を感じます。武田 将平と加藤 健人は、武者修行もあるかと思いましたがなかった事で、出場機会が限られそうですね。
MF(WB) :(◎:0人、〇:2人、△:1人、×:1人、新人:1人)
17朴 亨鎮×(兵役)(満了→移籍)、21加地 亮△(引退)、2澤口 雅彦〇(更新)、11三村 真△(更新)、26田中 奏一×(満了)、31下口 稚葉〇(更新)、デューク・カルロス(新人)
コメント
朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)は、移籍という形でしたが、兵役の時期までという事でしょうか?詳しくないので、ちょっと分からないです。澤口 雅彦、下口 稚葉の更新、田中 奏一の満了は、予想通りでした。加地 亮の引退は、半々ぐらいと考えていたので、引退には納得しています。三村 真の移籍か満了も十分あると思っていましたが、更新になったのは、ちょっと意外でした。更新こそしましたが、有望な新人2018シーズンから入るので、ポジションは確約されていないのと思います。
MF(OH) :(◎:0人、〇:0人、△:3人、×:0人、新人:1人)
8石毛 秀樹△(満了)、7伊藤 大介△(更新)、10大竹 洋平△(更新)、松本 健太郎(新人)
コメント
まず、松本 健太郎のポジションはWBの可能性が高そうなので、そこがまず、私の間違いですね。あとは、8石毛 秀樹の去就次第では、チーム構成が変わると思っていたのと、伊藤 大介と大竹 洋平のパフォーマンスに満足していなかったので、動きが可能性も考えていましたが、石毛 秀樹が、満了になったぐらいで、ここは、私の予想は、あまり当たらなかったですね。
ただ、補強ポイントの記事では、「新人の松本 健太郎を含め4人残るかもしれませんし、移籍してしまう可能性もあります。」と書いている通り、石毛 秀樹の去就や本気度によっては、動きがあるという予想をさせて貰いましたが、その中間に落ち着きましたね。
FW(ST) :(◎:0人、〇:0人、△:2人、×:0人、新人:1人)
30豊川 雄太△(満了)、武田 拓真(新人)、34石川 隆汰△(引退)
コメント
豊川 雄太のレンタルバックは、大体予想通りでした。石川 隆汰の期限付き移籍は考えていて、怪我が多い事は噂には聞いていましたが、まさか引退するほど深刻とは、考えていなかったです。
FW(CF):(◎:1人、〇:0人、△:2人、×:1人、新人:1人)
24赤嶺 真吾◎(更新)、18ニコラス・オルシーニ△(満了)、20藤本 佳希△(更新)、9金 宗旻×(満了)、福元 友哉(新人)
コメント
赤嶺 真吾の更新は、◎にしていましたが、嬉しいですね。ニコラス・オルシーニ(オルシーニ)の満了は、残念ですが、また夏場にもっと良い補強があると期待したいとところです。藤本 佳希は、正直期限付き移籍で、片道切符を希望していたのですが、来季も岡山で戦う事になりそうです。インテリジェンスに欠ける選手ですが、上田 康太の加入で、ブレークしてくれたら嬉しいのですが、果たしてどうか。
3、感想
片山 瑛一の移籍以外は、予想の範囲内であったので、補強選手を含め、非常に満足しています。昨季の課題は分かり易かったので、チームとして動きやすさがあったとはいえ、結構な人の入れ替わりが激しいストーブリーグになったと言えると思います。契約満了や契約更新の判断は、非常に合理的であったと太鼓判は、私の判断では押せます。これだけ移籍しているのに不可解や予想外といった事はなく、極めて自然であることを考えても、今季のフロントの本気度を感じました。
このPart1の記事では、契約更新するかどうかの判断の予想と結果について考察というか感想を書いてきましたが、Part2では、補強ポイントに対して、しっかり補強が出来たかどうかについて考察する予定ですので、もし良ければそちらもよろしくお願いします。
ちなみに転載下の記事は、こちらになります。
岡山から世界へ
To Be Continued
by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)
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