プレビュー:2018:J2:第27節:H:vsカマタマーレ讃岐「長澤ファジの真価が問われる重要なダービー」

1、予想メンバー

監督

長澤 徹

スタメン

24赤嶺 真吾
19仲間 隼斗、37鄭 充根(ジョン・チュングン)
11三村 真、14上田 康太、8塚川 孝輝、21椋原 健太
6喜山 康平、5増田 繁人、3後藤 圭太
13金山 隼樹

リザーブ

GK:22一森 純
DF:33阿部 海斗、39高橋 壮也
MF:15末吉 隼也、7伊藤 大介、10大竹 洋平
FW:18齊藤 和樹

 

2、注目ポイント

キープレイヤー

「37鄭 充根(ジョン・チュングン)」

 夏場の補強での成功例の少ない岡山。そして、夏場に強かった筈の岡山が勝てなくなった。そういった中で、チームに加わったフィジカルに優れたシャドーストライカー。そのスピードとパワーは、9李 勇載(イ・ヨンジェ)と重なって見えるぐらいである。
 19仲間 隼斗も似たタイプではあるが、どちらかと言えばテクニカルなプレーと強引さが売りである印象である。
 37鄭 充根(ジョン・チュングン)は、スピードの色が強く、五分五分でもパワーで、マイボールにするだけの力がある。長澤 徹監督のサッカーの軸となるロングパスとの相性が良い。
 岡山対策をしてくる讃岐の対岡山に強い北野 誠監督に対して、情報の少ないパワーで、讃岐を打ち破って欲しい。

攻撃のキーワード

「シュート意識」

 讃岐の対策で、岡山は自分たちのサッカーが出来ない試合が多い。北野 誠監督の対策により、丸裸にされた久木田 紳吾は、その後出場機会を失い岡山を契約満了となった。そういった経緯もあり、シュートをどれだけ良い形で多く打てるか。これは、勝敗を左右する重要な要素となる。
 つまり対策に対して、自分達で殻を破り、更なる高みに持っていく事が出来るか。ロングパスが嵌るのが一番であるが、それに対する研究そして、対策をしてくる。それこそ私の記事とは比べ物にならない試合のチェックを繰り返し、具体的な対策を編み出している。
 岡山が、勝てなくなったのも9李 勇載(イ・ヨンジェ)の怪我も大きいが、セットプレーを含め研究されて対策された部分がある事は、否定できない。
 大事な事は、そういった対策に対して、自分達を対策以上の成長を見せて、より強くなれるかどうか。
 是非ともライバルである讃岐に対して、気持ちで戦いシュートまで行き、ゴールという結果を掴み、勝利して頂きたい。

守備のキーワード

「バランスと寄せ」

 前半戦の讃岐とのアウェーでの試合では、前線の選手が、ボールをキープし、岡山の守備陣をかき乱す仕掛けが目立った。パスやクロスでシンプルに崩すのではなく、テクニックを持ってドリブルやキープ。こういったサッカーをしてくるチームに対して、弱い傾向にある。
 やはり、ボール奪取は、なかなか難しいながらもドリブルやキープに対して、シュートコースを極力作らせない岡山の基本コンセプトの下で、どれだけ寄せに行けるか。ドリブルやキープで、岡山のDFが剥がされてしまう事や寄せが遅れて、自由を与えてしまうと、スルーパスや強烈なシュートを打たれる可能性が強くなる。
 愛媛の0トップの様に真ん中が開いて、バイタル付近が手薄かつボールホルダーにプレスがかからない状況の様な危険な状態を避けて、しっかり戦えるように、4濱田 水輝を欠くDF陣が、どれだけバランスを取って、勇気をもって寄せに行けるかも重要なポイントとなる。

讃岐のキーマン

「北野 誠監督」

 長澤 徹監督vs北野 誠監督。今の順位やヘッドコーチが就任した状況。そう考えると、岡山対讃岐のカードでは、最終決戦になる可能性が高い。勿論、続投の可能性もあるとはいえ、そういった意味あいが強い。チームの負けたくない気持ちの強さは、やはりチームに関わる全ての人で強いはずだ。
 監督として、勝つために勝利をどれだけ手繰り寄せる事が出来るか。長澤 徹監督の意地を見せる。それはつまり、チームに自分たちのサッカーと気持ちを高める事が出来るか。監督として、後の評価にも繋がる大事な1戦になる。愛媛に4連敗する以上に讃岐の3連敗することは、ダメージがでかい。
 これで負ける事になれば、ライバルに弱く、下位に弱く、上位に弱く、全チームに相性が悪く、選手の個人技頼りの監督のレッテルを張られておかしくないだろう。それだけ負けらない試合という事である。

 それだけ背水の陣で臨まないといけないぐらい重要な試合で、スタメン、目指す戦い方、選手交代、試合中の指示、こういった部分で、どれだけ讃岐に対して戦えるか注目したい。

3、試合前通算対戦成績

J2

H:岡山:3勝(10得点):2分:(10得点)4勝:讃岐:A

会場別(岡山視点)

H:シティライトスタジアム:1勝1分2敗
A:Pikaraスタジアム:2勝1分2敗

4、試合前チーム成績(データ)

勝敗(25/42)(中止試合有)
9勝8分8敗(暫定10位:勝ち点35)

得失点
24得点22失点(+2)

ホームスコア(12試合:4勝6分2敗:15得点10失点)
〇:1-0×2、3-0×1、3-1×1
△:0-0×3、2-2×2、3-3×1
●:0-1×2

アウェースコア(13試合:5勝2分6敗:9得点12失点)
〇:0-1×4、1-3×1
△:1-1×2
●:1-0×4、2-0×1、3-0×1

得点時間帯(24得点:前半×10、後半×14)
1分~15分×3、16分~30分×3、31分~45分×4、前半AT
46分~60分×8、61分~75分×6、76分~90分、後半AT

失点時間帯(22失点:前半×12、後半×10)
1分~15分×3、16分~30分×4、31分×45分×5、前半AT
46分~60分×4、61分~75分×2、76分~90分×2、後半AT×2

ゴール(全24ゴール)
FW(6):18齊藤 和樹×1(PK右足×1)、19仲間 隼斗×4(頭2、右足1、ボレー右足1)、24赤嶺 真吾×2(左足ボレー1、PK右足1)
MF(10):7伊藤 大介×2(ダイビングヘッド1、右足ミドル1)、8塚川 孝輝×3(頭1、右足ミドル1、左足ミドル1)、11三村 真×1(左足ボレー1)14上田 康太×3(FK左足3)25武田 将平×1(左足ミドル1)
DF(6):3後藤 圭太×1(頭1)、4濱田 水輝×3(頭3)、6喜山 康平×1(頭1)、33阿部 海人×1(左足1)
GK:なし
その他(1):オウンゴール×1(足1)

アシスト(全16アシスト)
FW(7):9李 勇載×1(右足1)、18齊藤 和樹×2(右足1、右足クロス1)、19仲間 隼斗×1(左足1)、24赤嶺 真吾×3(パス右足2、クロス右足1)
MF(8):8塚川 孝輝×2(頭1、右足1)、14上田 康太×5(CK左足1、FK左足2、クロス左足1、パス左足1)、21椋原 健太×2(右足クロス2)
DF:なし
GK:なし

得点の形(24得点:流れ×10、セットプレー×14)
ボール奪取→ミドルシュート(右足)×1
パス(左足)→ミドルシュート(左足)×1
クロス(右足)→右足×1、クロス(右足)→ダイビングヘッド(頭)×1、クロス→左足ボレー×1、クロス→右足ボレー×1、クロス(右足)→頭×1、クロス→頭×1、クロス→オウンゴール×1
速攻→ポストプレー→右足ミドル×1
FK→頭×2、FK→混戦→左足×1
CK→混戦→頭×1、CK→2次クロス→頭×1、右CK→セカンドボール→ダイレクトボレー(左足)×1、左CK→頭×1、
左足直接FK×3、PK(右足)×2
ロングスロー→混戦→頭×1、ロングスロー→セカンドボール回収バックパス→左足ミドル×1

失点の形(22失点:流れ×17、セットプレー×5)
カウンター(CK)→ロングパス(左足)→ダイレクトシュート(右足)×1、カウンター(CK)→スルーパス(右足)→ループシュート(左足)
左足(フリック)→頭×1、右足(パス)→右足(ミドル)×1、右足(スルーパス)→右足×1、右足(浮き球パス)→右足(ボレーシュート)×1、右足(背面スルーパス)→右足(股抜きシュート)×1
右足(クロスが直接)×1、右足(クロス)→頭×2、右足(クロス)→ブロック→右足(押し込み)×1、左足(クロス)→頭×2
ドリブルからシュート(右足)→セーブ→ダイレクトシュート(右足)×1
毀れ球→ドリブル→シュート(右足)×1
CK→ショートコーナー→右足(ミドル)×1
PK×1、PK(右足)×2
右足×1、右足(ミドル)→オウンゴール×1
ロングスロー→テクニカルな繋ぎ→シュート(左足)×1

5、希望メンバー

監督

長澤 徹

スタメン

18齊藤 和樹
19仲間 隼斗、37鄭 充根(ジョン・チュングン)
39高橋 壮也、14上田 康太、8塚川 孝輝、21椋原 健太
6喜山 康平、3後藤 圭太、33阿部 海斗
13金山 隼樹

リザーブ

GK:22一森 純
DF:5増田 繁人
MF:25武田 将平、11三村 真、7伊藤 大介、10大竹 洋平
FW:24赤嶺 真吾

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)

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