2014:J2:36節:A:vsザスパクサツ群馬「悔やまれる迷采配」その3

A:群馬:2-2:10平繁 龍一(9ダニエル・ロビーニョ)

経過

岡山が、決定機になりかけるも好守に阻まれ再び一本のロングパスで、26田中 奏一サイドを攻められる。
そこから仕掛けられてマイナスのクロスを入れられる。
横へのクロスには、対応出来ていたが、後ろの10平繁 龍一へのマークは、出来ておらず。
フリーで、打たれる。
これがポストに当たって内側に転がって決まっての得点。

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岡山の3バックで、サイドのスペースというのは、あまり使われて崩されるというイメージが無かったが、1失点目と2失点目。
ほぼ、同じ形で、失点する形となっている。
岡山としては、やはりパスで回して、シュート終えるという形を増やして行きたい。

H:群馬:3-2:25宮崎 泰右(10平繁 龍一)

経過

同点に追いつき勢いに乗って攻勢に出る群馬の攻撃に対して、混戦から人が密集する中最終的に9ダニエル・ロビーニョが、サイドのスペースへスルーパスを出す。
これに反応した24久富 良輔が、クロスを入れる。
このクロスが10平繁 龍一に当たってボールが浮き球になり、これが25宮崎 泰右の前に来て胸トラップからシュートという感じになりこれが決まって得点。

コメント

失点のショックから動揺した岡山が、気持ちの面で、後手に回ったのか、人数が居たのに気持ちで弾き出せなかった。
調子が良かった時ならこういった時でも的確なポジショニングなどで、コースに入ってブロック出来ていたが、この試合では、それが出来なかった。
勝てない岡山を象徴する失点の仕方。

4、この試合から見えるポイント

4-1:迷采配part1

最初は、悪い点から言うと38三村 真を6竹田 忠嗣に交代した点。
何故その点かと言うと基本的にDFにすることを簡単に列挙する。

1、DFラインで連動したラインコントロール
2、危険な場面での1対1
3、マーク及びマークの受け渡し
4、ミスの許されないビルトアップ
5、適度な距離感を保った難しいポジショニング
6、空中戦

こういったレベルが高くなれば高くなるほど難しいプレーが、要求される。
そのためCBを変えるのは非常にリスキー。
6竹田 忠嗣が、CBとして悪いという訳ではなく、CBの途中出場が、如何に難しいという事が分かって頂けるかという事である。
なんで難しいかと言うと関係に言えば、ミスが、高確率で、ミスが失点に繋がる点である。
本来は、スタートから徐々に試行錯誤しながら微妙な連携で、バランスを取らないといけない。
ところが、CBの選手を変えてしまうと、最初から出てる選手も途中から出た選手もそれを一からしっかり合わさないといけない。
時間帯が、後になればなるほど特殊な状況下になりがちなので、より難しい。
そういったものを天秤に置いた時に6竹田 忠嗣の投入は、適切だったのか。
それは、結果論から失策だった事が、分かる。
また、以前も似た守備固めで、失点した例もあるので、同じ過ちを繰り返した事になる。

4-2:迷采配part2

結果論から言えば、左WBに25田所 諒を最初からスタメン起用して、6竹田 忠嗣をスタメンで、起用すべきだった。
そうすれば、左WBの控えに38三村 真を回す事が可能で、ある程度対応できる。
そもそも6竹田 忠嗣の投入が、守備固めなのかという根本的な問題がある。
最近の岡山は、3後藤 圭太を真ん中に置いて中央への空中戦を担って、左右のCBが、豊富な運動量で、スペースと個での突破をケアする形をとっていた。
6竹田 忠嗣を投入で、左に3後藤 圭太が、回った事で、真ん中が手薄になる。
むしろ、今の組み合わせであれば、6竹田 忠嗣は、そういった守備面より今の岡山なら攻撃面での良さが目立つ。
足下が正確なので、フィード、ドリブル、ミドルシュート、攻撃参加。
そういった面を評価して起用すべきではないか。
守備固めとしては、早すぎるし、そもそも守備固めとしての効果も薄い。
スタメンの段階で、失策であった。

その4に続く。

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