乱戦に屈する

更新が遅れた理由は、決して連勝がストップしたせいではなく、単純に先週末に私が勤める会社の移転があり、移転後のネットワークが上手くセットアップされてなかったことによるものです。自宅では娘の妨害(強制的にyoutubeのキティーちゃん動画再生)にあうため、ブログのアップは会社かネットカフェと決まっているので、引っ越しのごたごたの中、ネットカフェへ行く暇もなく、アップが遅くなってしまいました。


気を取り直しまして、、、、開幕から三連敗と、出足躓きつつも、ここ二試合を、分け勝ち、と調子を上げてきている感のある鳥栖が今節の対戦相手。アウェイに降りしきる雨、特定の対戦相手に発動されるサガンブースターの前に、お互いに望まない乱戦に持ち込まれた今節は、ここまで5試合2失点という結果が、盤石ではなく、むしろ非常に危うい中にあったことを痛切に思い知らされる事となったのでした。


シーズン初のスリッピーなコンディションへと出陣した我れが湘南ベルマーレのメンバーは、5試合続けてベンチ(ケイ、島村、中村、亮太、ツット)含めて同じメンバーです。


     田原
 阿部      アジ
  寺川    坂本
     雄三
鎌翔 ジャ 村松 臼井
     野澤


前節、甲府の連勝をアウェイで止めることに成功し、意気上がる鳥栖の先発は


   廣瀬 池田
 島田     日高
   高地 高橋
磯崎 飯尾 内間 柳沢
     室


サブは、浅井、谷田、清水、野崎、武岡


試合開始から、ブースターの効いている鳥栖の選手たちは、これまで対戦してきたチームと同様に、左右のスペースをついた攻撃を繰り出し、湘南ゴールを落としめんと、クロスを送りこみますが、早いタイミングで、ポンポン入れてきたのが、これまでの対戦相手と違っていました。


いつも通り、中央で跳ね返すことは多かったのですが、執拗に繰り返されるうちに、次第に、いやな位置にこぼれたり、ニアでポストするFWへの足元へのボールも織り交ぜられ、クロスを警戒するあまりに結果的に深い位置への侵入を許したりと、嫌な流れを押し戻すことが出来ずに、28分には崩された右サイド、深い位置から送られたクロスを日高の頭に合わせれられ、今シーズン初のビハインドを背負います。


日高のマークについていた坂本が、汚名挽回とばかりに、ショートカウンターからバイタルに侵入すると、右サイドでフリーになっていた阿部ちゃんを囮に、左足一閃、同点に追い付いたのが7分後。直後には、やはり同じような展開から、中央アジからの浮球を、走り込んだ臼井が、文字通り叩き込むゴールを決めて、あっという間の逆転劇は、その4分後。


本来ならば、ここでゲームを落ち着かせたいところなのですが、降りしきる雨、無尽蔵の燃料を積んでいるのか、サガンブースターは、そうはさせじと、前半終了間際、この日はコンディションにややナーバスなプレーが散見されていた村松が、スパイクが脱げるという不運(準備で防げるはずだとは思いますけど)もあり、エリア内で後ろから池田を倒してしまい、PK献上。島田にネット上部を突き刺す威力のあるシュートを決められ、2-2のイーブンで、前半を終えます。


後半になっても、収まる気配のない殺伐とした展開に、真っ向勝負を挑む采配は、18分で阿部ちゃんからツットと言う、今シーズン初めての布陣にガクブルしていると、なんと投入直後に、中央フリーになったツットが、ピッチコンディションを考えたシュートを放つと、濡れるピッチで勢いを増しつつ、正面に飛んだはずのボールを、室が走り込む田原の元にこぼしてしまい、叩き込んだそのゴールが決まり、再びリードを奪うことに成功します。


ところが、ビハインドを背負っても全くぶれること無く、試合開始からのペースを維持し続ける鳥栖の選手の面々は、失点直後に送り込まれた野崎がエリア内に走り込むと、こちらの左サイド深く侵入を許した位置からのクロスに合わせられてしまい、臼井の足に当たって方向が変わるという不運もあって、またまた追いつかれてしまいます。


交代選手が活躍するという意味では、お互いの監督采配が的中する中、残り10分では、出足の鈍い湘南DF陣を前に悠々とバイタルを横断していく高地から送られたフィードボールを、右サイドで受けた日高が、フェイントで翔磨を外し、ファーサイドへつきさす、この日の乱戦に終止符をうつゴールを決められてしまい万事休す。裕也、亮太のルーティンの選手交代も、流れを変えるには至らず、そのまま4-3での敗戦となってしまいました。


5試合で2失点だった守備陣をよりどころといていただけに、4失点の敗戦は、精神的にきついものがありますが、3点取れた事も、ここまでの2失点というのが出来すぎ(運が良いという意味も込めて)だったのも、事実。毎試合課題がでながらの連勝中は、なかなかそれを課題として捉え続けることは難しい所もあるでしょう。この悔しい敗戦を次の糧に、役立ててもらいたいです。


そして、週末は、驕らず高ぶらず、良い集中とコミュニケーション、スカウティングで、ヴェルディ戦を迎えましょう。

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