痛い引き分け・・・

#観戦記0だったので、チョイ前ですが、転載します。

今節お休みの2位山形:47までの勝ち点差が6の湘南:41。それだけを考えれば、それほど焦る必要もないのかもしれませんが、何しろ、この6差の中に、鳥栖:45、仙台:43、セレッソ:42と、5チームがひしめき合っています。

自動昇格の2位、入れ替え戦の3位を巡る熾烈な争いには、上記5チーム以降であっても、なおかつ割って入ってこようというチームもあるから大変なわけです。一昨年にはJ1への復帰を果たしたものの、傍目にはフロントのマネージメント瓦解からJ2に逆戻りしてしまった、今節の対戦相手、福岡も、そのようなチームの1つ。

今年も監督交代劇などもあり、下位に沈んでいましたが、内部昇格による篠田監督就任以来3連勝、チーム自体もリティ最後の采配の試合と併せて4連勝と、それまでの不振が嘘のように結果を出してきて、気がつけば、もう順位も2つ下の8位、勝ち点差も3。ライバルは1つでも少ない方がいいわけですし、バトル5では最下位の湘南は、アウェイとは言え引導を渡したいこの一戦に望む湘南のメンバーは、熊本戦から、阿部→原竜の変更。平塚学園高校2年生の菊池は2戦連続スタメン。

　　　石原　原竜
　望様　　　　　菊池
　　　坂本　田村
ノブ　斉藤　ジャ　臼井
　　　　金永基

サブは、トモ、山口、大山、永田、阿部

笠松での劇的勝利と引き替えに、城後、宮本を欠く福岡のメンバーは、

　　　大久　ハフ
　　　　タレイ
　山形　　　　　久藤
　　　　 鈴木
中島　長野　柳楽　中村
　　　　 神山

と、発表されたフラットフォーメーションではなく、タレイがフリーのダイヤモンド4-4-2のように見えました。当初予想の布部や中払がベンチとなっていましたが、現在の勢いを考えると、納得の布陣かもしれません。ベンチは、吉田、布部、田中、中払、黒部。

試合開始前には雨も降ったようで、スリッピーなピッチは得意な湘南が、玉際の激しい展開の中、徐々に相手ゴールに迫ると、左右を入れ替えていた菊池が、原竜、石原と数的不利の中繋いだボールを、前節のイメージのままのようなシュートを放ち、これがDFに当たり、不規則なバウンドで、福岡ゴールに吸い込まれ、24分に湘南が先制します。

福岡は、この所の攻撃陣の好調さと、失点の多い守備陣に、先発2人を欠いた中での選択肢として、前二枚とタレイに、中村が攻撃担当と割り切ったサッカー。山形、鈴木は機を見た自重気味で、ナカジに至っては、クロスを上げたシーンはほとんど無かったように思います。その分、守備で効いてましたが。前二枚も、2人とも大きいと、湘南自慢のCB二枚も、ポストプレーを無効化するには至らず、一進一退の状況が続きます。

そのまま、リードしてHTに入るかと思われた前半残り数分、高い位置で中途半端な攻撃体制の中、ルーズなプレーでボールを奪われると、がら空きの右サイドにタレイの侵入を許し、ハーフナーの頭にあわせられ、失点。悪い時間帯に追いつかれて、前半終了。

後半開始も、前半終了間際の展開を引きずって試合に入ると、開始早々DFライン裏に出されたボールに、飛びだしたヨンギが、あろう事か、キックミスで、ハーフナーの足下にボールを渡してしまい、後ろ向きにエリアに戻りながら、マウスに吸い込まれるボールを見送るという、屈辱の失点で、逆転されてしまいます。

お互い、ボールサイドへのプレー厳しく、消耗の激しい試合でしたが、局面では踏ん張っていたものの、試合の流れ的には、得点シーン以来、消え気味だった菊池が、右サイドを駆け上がり、早いクロスを送り込むと、ファーサイドに走り込んだ望様が難しいバウンドボールに頭をあわせて、これをたたき込み、同点に追いつきます。

そこからは、基本的に湘南がペースを握りつつ、福岡が失点直後59分に、足の止まったタレイから中払へ交代。湘南も、66分に原竜から阿部ちゃんへ。阿部ちゃんは、スタメン落ちの鬱憤をはらすかのように、ファーストタッチから積極的なプレーで、ドリブルや、DFをかわしてのシュートなど、見せ場を作りますが、得点には至らず。

75分には、望様お連れか様交代から、久しぶりの大山登場で、大山もアグレッシブなプレーで決定機を作ること、2度3度ではなかったと思います。実際、残り時間少なくなるにつれ、菊池に変わって入った永田の抜け出してのシュートや、ジャーンのフリーでのヘディングシュート、クロスにバッチリあった石原のシュートなど、これは「きたぁぁぁぁぁぁ〜」と思わず叫んでしまう事も2度3度ではありませんでしたが、無情のホイッスルは、両者に次の得点が入ることなく吹かれてしまい、痛み分けの引き分けとなってしまいました。

う゛〜ん、またしても、ホームで絶対に勝たねばならない状況です。

とりあえず選手、スタッフ、サポータは全力を尽くしたと思います。でも斉藤先生も言ってますが、これを最低のベースとして、さらに何かが出来たときに、勝利が得られるんですよね。

さ、私には私にできる最大限の事ができるよう、週末に向け、体調を整えなくては。