愛媛強し・・・。

金曜ナイターというと、プロ野球みたいですが、平日の愛媛では行く術もありません(涙)。やむなく、遠いアウェイ平日開催の味方、千駄ヶ谷のディスコパンツでの観戦とあいなりました・・・。

さあ、残りは12試合。どんな相手であれ、とりあえず、自動昇格圏内に入るまで、昇格をつかみとるまで、走り続けるのみの、湘南のスタメンは前節と全く同じ。確か菊池は学校はじまっているはずですが、とりあえず、平塚学園様ありがとうございます〜m(_._)m。

   石原 原
 望様     菊池
   坂本 田村
ノブ 斉藤 ジャ 臼井
    金永基

サブも変わらず、トモ、山口、永田、ナザ、ツット。

対する愛媛は、前節岐阜戦勝利のスタメンから、赤井がサスペンドになったのみで、青野ボランチは安定感という意味では高いレベルになるでしょうから、難しい試合になることが予想されました。

   田中 内村
 江後     横谷
   キム 青野
三上 金守  南  高杉
     川北

サブは、多田、星野、関根、三木、若林。

試合開始から、前節の良い流れでボールを運んでいたかに見えた湘南でしたが、どうも湘南2topのプレスが効かず、相手中央への圧力がかかりません。右サイドの菊池、臼井の連携で押し込む場面もありますが、セーフティーファーストで、バイタルからエリア内に人数を揃える愛媛の選手達の前に、最後の危険なプレーを行うには至らず。

ところが、そんな停滞した時間に、望様がルーズなスルー系の浮き球ボールを右サイド裏に出すと、愛媛CBの南がこれをクリアミス。ゴール方向にボールが転がると「予想していた」石原が、飛び出すGKをかわすゴールを決めて、アウェイでの貴重だったはずの先制点を奪います。

その貴重だった先制点は、得点の2分後には、相手CKで、DFの前に入られた結果、あっという間に追いつかれてしまったため、フイになってしまいます。先生、ジャーンの二枚CBになってからは、なかなかそういうやられ方はしていませんでしたが、彼らの加入前にはよく見られたシーン。暗黒時代の悪寒が背筋を伝わりますが、まだスコアはイーブン。

店内も気合いを入れ直して始まった後半ではありましたが、開始早々、接触プレーから先生が負傷退場となっていまいます・・・(涙)。変わって入った山口も、奮闘はしておりましたが・・・。

ゲームは、時間が進むにつれ、気温25℃、湿度90%のコンディションが双方の選手達の体力を奪い、お互いにラインが間延びし始め、ルーズなミスからチャンスをつかみ合うような展開になっていきます。

先に勝負をかける采配は、湘南菅野監督から、残り30分以上での原→ツット。原竜は愛媛の戦術か、コンディションの問題か、この試合に関しては、ほとんど有効のプレーが繰り出せず、悔しい交代になったように思います。残り15分では愛媛が戦術転換を図る意図が感じられる、内村→若林の采配を振るいます。

しかし、湘南は、その若林投入直後のバイタル付近でのFKを得ると、ツットが蹴ったボールが壁にあたって、そのままネットに吸い込まれ、残り15分で二度目のリードを奪うことに成功します。そこからは、このまま逃げ切るのか、とどめを刺すのか、1番難しい時間帯となっていきます。

対して、愛媛はボールさばきに優れるテヨンからクロスを送れる関根を投入し、田中を下げて、三木を入れ、この試合を通じて実行していた、最終ラインに向けたボールを送り込む戦術をさらに徹底したきた結果、残り時間が僅かな中、三上に左サイド深い位置への侵入を許してしまいます。

直前、裏をとられた臼井が必死にクロスにブロックに行くも間に合わず、中も人数は揃っていながら、厳しいマークをしなくてはいけない三木の頭にやすやすとあわせられてしまい、86分に追いつかれるという、非常に厳しい状態に追い込まれます。

ロスタイム3分も含め、逆転へのエネルギーはほとんど残っていなかった愛媛を自陣に釘付けにしたものの、集中を切らさなかった川北の好セーブや、枠を捉えられないシュートなど、決定機は3回以上はあったと思いますが、そのまま無情のタイムアップ。またしても、四国アウェイからの勝ち点3持ち帰りに失敗したのでした。

他チーム全ての試合が、二日後の日曜でしたので、プレッシャーをかける意味でも、是非勝ち点3が欲しかったのですが、今となってみれば、引き分けも止む無しだったのかも知れません。どうも徳島とか愛媛はうちに対しては、普段の数十パーセント増しの試合をするような気がします・・・、それだけ相手の良いところまでも引き出す好敵手なのかもしれませんが・・・。そういえば、柏も愛媛とか徳島相手に苦戦してましたしねぇ・・・。

さ、とりあえず、あまり期待していなかった他チームの結果は、湘南的には理想的なもの。順位も勝ち点差も今節前とかわらなかったことは、とてもラッキーと言えるでしょう。しかしながら、ラッキーはたまにおきるからラッキーなのであって、ここから11試合は、まだまだ厳しい状況も続くとは思いますが、まずは、次節横浜FC戦です。

今シーズン、全く波に乗れないまま、ここまで無為なシーズンを過ごしている対戦相手ではありますが、恐らく、全力でうちに対する嫌がらせをすることでフラストレーションの解消を目論んくるでしょうから、十分な休養と準備と敬意をもって、最大のパワーを持って立ち向かいたいと思います。

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