ファジ 前線躍動し完勝

【Ｊリーグ戦 通算対戦成績】　岡山　３勝６分４敗（得点１６　失点１４）

前回対戦成績　２０１４年１１月１５日　Ｊ２第４１節　岡山１－１熊本＠カンスタ

【岡山視点による雑感】（左／右は攻撃側から見て）

キックオフ２時間前に雨は止み、水溜りも無く水はけの良いＣスタ。

スタメンは、前節よりOH矢島に代えて３試合ぶりに染矢を選択。

立ち上がりから強烈なプレス合戦になるも、空中戦含めてフィジカルで

勝る熊本がペースを握るも、決定機を作らせない岡山守備陣の踏ん張りに

答えるかのように前線が躍動し、徐々に流れを引き寄せると、前半３０分、

熊本のショートカウンターを阻止した岡山が左サイドから速攻を仕掛け、

一旦は跳ね返されるも、DH千明の縦パスをCF押谷が落とし、拾ったOH染矢が

右サイドのWB加地にパス。中を見て、WB加地が右足でやわらかいクロスを

入れると、CF押谷が流れて空いたフォアで待ち構えていたOH伊藤が

目いっぱいジャンプしてヘディングシュート。MF高柳選手が足を出して

コースを変えるも熊本のゴールネットが揺れて、伊藤の移籍後初ゴールで

岡山が先制し、そのまま前半終了。

後半に入り、熊本がギアを上げるも岡山は動じず守り、後半１２分、OH矢島を

投入し、攻撃に厚みを持たせ、カウンター攻撃を何度か繰り返すと、

後半２２分、センターサークル内でOH押谷が得たＦＫをCB竹田が前線へ放り込む。

その跳ね返りをDH渡邊が頭で落とすとOH染矢が反転して左足を振り抜くも

ヒットせず。熊本の最終ラインとGKの間にこぼれると、素早く反応したOH矢島が

GK金井選手との１対１を冷静に左足でゴール左隅に決め、その３分後、

OH矢島が１人抜いて右サイドを駆け上がり、センターラインを過ぎて右足で

ゴール前に放り込むと、CF押谷が絶妙なトラップでGK金井選手を交わし、

右足でゴール左隅に突き刺し、岡山が３点目を奪って勝負あり。

後半３３分、DH島田を投入し、トリプルボランチ気味に守備を固めた岡山が

熊本の攻撃をシャットアウトし、２試合ぶりの白星を飾った。

序盤は危ういシーンもあったが、先制点を奪ってから盤石の試合運びで、

プレスがハマり、カウンターで仕留める岡山のサッカーが観られて良かった。

１得点１アシストの矢島には頭を下げるしかないが、今日のように

途中出場で起用するのがベストだと思う。その分、伊藤、染矢のシャドーが

前半から全力でファイトし、得点、アシストを決めてくれそうな動きは

出来ているので。

まぁ、前線に高さが無いので、苦戦する相手も出てくるとは思うが、

その壁をハードワーク、スピード、ポジション取りで上回ってくれたら、

Ｊ１昇格も夢ではないだろう。

次節は、４／２６（日）　１３時～ ホーム札幌戦

出場停止明けのナザリトと都倉の強力FW陣を抑えてホーム２連勝し、

水戸、長崎のアウェイ連戦に臨みたいものです。　

【順位（第８節終了時）】　５位　４勝３分１敗　得失点差＋７

【写真諸々】

選手入場直前のロアッソ熊本サポーターさん達

ホーム４試合目で早くも８０００人を割った入場者数

「客が少ないと勝利する」自分的ジンクスが継続・達成したことは喜ばしいが

平均入場者数１万人を目標としているクラブにとっては頭が痛いところでしょう。