選手の年俸を査定

巨人の戦力外選手の発表が遅れている中で契約更改が始まってしまいました。
　高橋由が1.8億円減の1.7億円で更改したとのこと。3.5億円の4年契約
（2008-2011年）において，

2008年：91試合，311打席，打率236，本塁打17，打点41，出塁率322，長打率462
2009年：1試合，1打席，打率000
2010年：116試合，332打席，打率268，
2011年：95試合，301打席，打率246，本塁打15，打点37，出塁率357，長打率473

という状況ですから大幅ダウンもやむを得ないでしょう。まあ，結果が悪いのは腰痛のためですがね。　ただ，今年に関しては，各打者が統一球に苦しむ中で出塁率チーム3位，長打率チーム２位というのは立派な数字です。来年度以降もチームは高橋由に頼ることになるでしょう。

さて（推定）年俸順に巨人の選手を並べて，来年度の年俸予想をしましょう。要は個人査定です。もっと削りたいという人もいるかもしれませんが，年俸１億以下は25％，１億を越えても40％以上は削れないことが建前になっているのでそれを考慮しています。

ラミレス：５億円→0（退団）
小笠原：4.3億→4.3億（２年契約のため）
阿部：4億→3.5億～4億（キャプテンの顔を立てる）
高橋由：3.5億→1.7億
マイケル：2億（8千万という話もある）→0（退団濃厚）
谷：1.3億→0.8～１億
大村：1.3億→0.8～1億（シーズン途中で移籍だからこの分は純増)
バニスター：1.2億→0（すでに退団済み）
内海：1.2億→1.8-2億（2億円をめぐる攻防か）
坂本：1.2億→1.0～1.1億（若手リーダーの顔を立てる）
ゴンザレス：1.1億→0.8～1億（終盤の好調ぶりを考慮）
山口：1.1億→0.9～1億
グライ：0.8億→0（退団濃厚）
アルバラデホ：0.8億→0（退団濃厚）
越智：0.8億→0.6億～0.7億
東野：0.75億→0.6～0.75億（皆がいうほど私は悪くはなかったと思っている）
藤井：0.7億→0（退団）～0.5億
高橋信：0.7億→0.5～0.6億（シーズン途中の移籍、純増）
久保：0.65億→1～1.2億（１億越えは確実）

5千万円以上の年俸の選手は上記の通りです。
後は，５千万円未満で大きく上がりそうな選手を考えます。

長野：0.35億→0.7～1億（１億を巡る攻防）
西村健：0.28億→0.35～0.5億（終盤の失速が惜しい）
澤村：0.15億→0.3～0.5億（3倍増+新人王分の上乗せという所か）
藤村：0.064億→0.2～0.3億（3倍増+盗塁王分の上乗せ）

まあ，退団も含めると減額幅が大きいので，給与が上がる人を考慮しても全体で8億円くらい減額できそうです。まあ，このお金を使って，たぶんFA選手獲得に参加するのでしょう。FA選手二人を獲得するのに十分な資金です。

なお、FA交渉の人的補償を考慮すると選手を抱えていた方が有利と考えられますから(巨人にとって不要でも相手球団が必要とする選手がいるかもしれないから)，戦力外の発表が遅れているように思います。