セリーグ5球団との一回り目の戦いを終えて(4/16, 296,925,野球2,総合6)
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元大阪爺
2012年04月16日 23:31 visibility127
巨人は14試合5勝8敗1分けの借金3の5位.もちろん満足できる数字ではないけれど,最初の8試合までは1勝7敗だったことを思えば,良い方向には向かっていると思いたい.広島戦の3連敗の分がそのまま借金になっている勘定だ.
・先発投手は好調.杉内・内海・澤村が当初期待通りの投球をしていることに加え,宮國が完全に戦力となった(2試合に先発して防御率が0.64).ゴンザレスも内容はともかく防御率が1点台で,悪いのはホールトンのみ(2試合投げて防御率が5.6).
・リリーフは山口が好調(8試合,9回投げて5安打無失点4ホールド)で,新抑えの西村もまずまず(5試合,6回1/投げて7安打自責点1で3セーブ).ただし,久保の故障もあり,7回を投げる投手がいない.オープン戦で良かった越智は球威が回復していない(4試合,3回2/3投げて防御率4.9に加えて奪三振が0).二軍からマシソンを上げてきたが,2軍成績は「9回1/3で,9四球,10三振」という状況で,球威はあるが制球不安という状況は改善されていない.勝ちパターンの7回に使うのは恐いだろう.
東野が上がって来れば,東野自身かゴンザレス(または澤村?!)をリリーフに回せると思うが,東野の2軍での出来はさっぱり(2試合に先発して12回で12失点!)なのでそれも無理.結局,当分,7回までは先発を引っ張る野球をせざるを得ないだろう.
・打撃は,一時のどん底状態からは脱した.ただし,イヤらしさに欠ける打線であることに変わりはなく,相手投手に良い投球をされるとお手上げという状況は変わりない.中日の吉見投手との対戦で,選手も元コーチの解説者も「良い投手なので追い込まれる前に打っていきたい」という趣旨の事を言っていて,つくづく「球数を投げさせて疲れさせる」という発想が
皆無だということがわかった.去年の1・2位のチームの中日・ヤクルトがともに,チーム(獲得)四球数が400を越えて1・2位であるのに対し,巨人の四球数が両チームより100以上少なくてチーム四球数が最下位であるということの反省がない.反省する気もないのだろう.それなら,とにかくガンガン打っていくのかと思えば,阿部にバントをさせたりしている.「相手が嫌がる野球」より「原監督がやりたい野球」をやっている気がする.
・選手の起用については,相変わらず「原監督の眼力(好き嫌い)>2軍の成績」である.2軍で4割を打っていた中井を1軍 に上げたものの1打席も与えずに降格.2軍で4試合に投げて無失点の野間口を1軍にあげたものの,1度も投げさせずに降格.代わりに,2軍で9回5失点9四球のマシソンを上げたりしている.(野間口は「お気に入り」だった筈なのだが・・・).他方,昨年無視していた隠善に比較的チャンスを与えているのが救いといえば救いか・・・
今年も,12球団で最大の保有選手数(支配下65+育成22=87名)を生かすことなくシーズンを進めそうである.
・まあ,他チームも決め手に欠けている点では変わりはない.心配していた阪神の飛び出しもなく,首位から最下位まで3.5ゲーム差の中にいる.当分は混戦が続くのではないだろうか.
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