巨人の橋上さんは戦略コーチではなく、「戦闘コーチ」

報道されている橋上コーチの仕事は以下の通りです。

・試合当日までの相手投手の情報と当日の配球から、各打者の各打席毎の狙い球を指示。
・ピッチャーの投球フォームや牽制のクセから、盗塁のタイミングを監督に進言
・ボールがよく跳ねる球場では、外野手の送球がワンバウンド後に高くなるので、外野に打球が飛んだ時は走者に冒険させるべき事を進言。

以上のように非常に細かく具体的な指示・進言をするのが特長で、これは戦略ではなく戦術以下で個別の戦闘レベルでしょう。これなら、原監督の仕事(戦術と戦略)とぶつかることもありません。
 橋上コーチは清武元GMの置き土産みたいなもので、シーズンイン当初は、チームの成績が悪いこともあって、橋上コーチの位置づけが微妙でしたが、どうやら役割分担に関しては落ち着いたようです。

・なお、橋上コーチの配球アドバイスが的確なので、巨人の各打者は、ねらい球を絞って強振できるようになり、結果として、本塁打も含めた長打が増えているように思いますね。4月は貧打に泣いたのに、今や、打率・本塁打・得点のすべてでリーグトップになっています。「飛ばない」統一球で、長打を打つためには、打ち方云々よりも、「的確に狙い球を絞って強振する」というシンプルなやり方がベストなようです。

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