巨人の8月の個人的月間MVP(1軍と2軍)(9/1,340,459,野球2,総合4)

巨人の8月の個人的月間MVPです.ポイントの付け方については,こちらの日記をご覧ください.8月の1軍の試合は27試合.チーム成績:17勝7敗3分(貯金10)でした.

1軍ポイント上位者
・先発投手
 内海が5試合に登板して4ポイント(3勝0敗,防御率2.08).杉内が3試合に登板して3ポイント(0勝0敗,防御率0.77).ちなみにホールトンは4試合で3ポイント(2勝0敗,防御率2.00),宮國も4試合で3ポイント(2勝1敗,防御率:1.48),澤村は4試合で2ポイント(1勝1敗,防御率3.52).

・リリーフ投手
 西村が14試合で14ポイント(3H7S,防御率0.00!),高木京が12試合で12ポイント(1勝1H,防御率0.00!),山口が14試合で11ポイント(2勝2敗6H2S,防御率1.88,初めて月間防御率が1点を越えた!),福田が10試合で9ポイント(1勝4H, 防御率1.88),高木康も10試合で9ポイント(2勝1敗2H,防御率1.29),田原が12試合で7ポイント(2勝3H, 防御率3.60).8月の間1軍登録されていたリリーフ投手6人全員が10試合以上投げていて皆結果を出している.巨人のリリーフ投手陣の質と量の充実ぶりがわかる.ペナント勝負どころの暑い8月に中盤で杉内を欠きながら大きく勝ち越せたのはリリーフ陣のがんばりに負うところが大きい.
 山口がリリーフで1ヶ月の中で2度失敗(失点)したのは7月が初めてだったが,8月は3度失敗した.8月もすばらしい成績であることには間違いないが,流石に疲れが出てきているように思う.

・野手・捕手
 阿部が66ポイント(打率296,本塁打8,打点27,出塁率368),長野が65ポイント(打率361,本塁打1,打点8,出塁率435),坂本が60ポイント(打率296,本塁打3,打点11,出塁率360),松本哲が59ポイント(打率281,本塁打0,打点8,出塁率349,盗塁6,犠打8),高橋由が45ポイント(打率240,本塁打2,打点15,出塁率360),村田が40ポイント(打率207,本塁打3,打点9,出塁率330).阿部の本塁打・打点と長野の出塁率が光る.8月後半にやや息切れした観があるが松本哲の活躍も見事だった.

*8月の1軍の個人的月間MVPは

先発投手:内海
 8月30日の中日戦では,4回3失点で降板と期待を裏切ったが,杉内が抜けた中で,エースとして頑張って長い回を投げてリリーフも助けてくれた.

リリーフ投手:西村
 初めて山口以外でのリリーフ部門の月間MVPです.8月は14度登板して一点も取られていないというのがすばらしい.高木京も12度登板して1点も取られていない.山口がやや疲れ気味なので,僅差でリードした展開で,7回はもちろん,8回や9回に高木京が出てくる場面が今後はあるかもしれない.

捕手・野手:阿部
 足の故障がありながら,4番で捕手または1塁手として27試合全部に出場し,本塁打や適時打で打点をあげ続けた.


続いて2軍です.8月の2軍の公式戦は23試合で成績は15勝6敗2分(貯金9)とすばらしい成績でした.通算の成績も99試合47勝45敗7分で貯金が2つになり,イースタンリーグの4位に上がってきました.なお,下記のポイントには,フューチャーズの試合3試合の巨人選手のポイントも加味しています.

ポイント上位者
・先発投手
 笠原が4試合で3ポイント,土田が3試合で2ポイント(土田はリリーフでも4回投げて2ポイント),小野が2試合で2ポイント(1軍昇格),江柄子が2試合投げて2ポイント(1軍昇格),今村が4試合で2ポイント(30日の試合でノーヒットノーランを成し遂げましたが,まだ,安定感には欠けるので1軍昇格があるかどうかは微妙),松本竜が3試合で2ポイント(舎人さんによれば,1軍昇格にはまだ課題が多いとのこと.詳しくは舎人さんの日記をご覧ください.),岸が4試合で2ポイント.着実に結果を出して先月支配下登録選手になりましたが,松本竜・今村のドラ1・2コンビが結果を出し始めたので影が薄くなった感じです.小山が1試合で1ポイント(前の月の活躍もあって1軍昇格).ちなみに東野は,故障あがりでようやく投げ始めましたが,まだ,長い回は投げられないようです.


・リリーフ投手
 ここの所低迷していた林(リン)が13試合で12ポイント.一岡が12試合で11ポイント(一時的に1軍昇格).2軍の試合は,この二人がダブル抑えの形になっています.(育成落ちした)古川が9試合で8ポイント.辻内が7試合で7ポイント(一時的に1軍昇格したが,登板機会がなくて降格).野間口が10試合で7ポイント,金刃が8試合で6ポイントというところです.リリーフで良い成績をあげている選手は何人かいますが,1軍リリーフ陣は上述のように,質・量が充実していて2軍のリリーフ投手が入れるところがありません.強いていうなら,田原を落として,リンか一岡を上げる可能性が若干あるかもしれません.

・捕手
 河野18ポイント.河野は7月に支配下登録となり,2軍で重点起用されはじめた感じです.報知で書かれているように8月31日から1軍練習にも合流しました.育成選手が支配下登録になるということは,「今期中に1軍の戦力として考える」という事を意味しています.1軍練習で評価されればペナント終盤での1軍昇格があると思います.また,ドラフトで捕手をとるかどうかといった所にも影響を与えるでしょうから,河野はここが正念場です.

・野手
 大田が47ポイント.河野と共に8月31日から1軍練習に参加.エドガーが降格し,小山が上がって一時的に投手枠が13になっていますが,いずれ12に戻した時(投手を一人落とした時)に,大田が上がってくると思います.橋本と隠善が39ポイント.隠善はイースタンの首位打者です.1塁も守れますから,昇格後の大田の結果によっては昇格のチャンスがあると思います.橋本は「松本哲の控え」とみなされていますから,厳しい所はありますが,今の調子を継続させる事です.中井は38ポイント.イースタンの打撃成績(打率)で隠善についで2位につけています.事情は隠善と同様で「大田の後」を狙うしかありません.ボウカーが35ポイント.2軍で打ちまくったので1軍に上がりましたが,1軍ではさっぱりでした.「2軍の成績はあてにならない.」事を実証してしまった形になりました.今後,よほどの事がないかぎり,昇格のチャンスはないように思いますし,来季の契約があるかどうかも微妙です.小笠原は25ポイント.彼を上げるかどうかは,首脳陣の考え方次第です.

*2軍の8月の月間MVP
先発投手:笠原・今村
 実績では笠原ですが,ノーヒットノーランのアピールで今村もあげました.杉内が抜けたことによって,1軍の先発には,若手枠が2つあります.現状では,それは江柄子・小山によって埋まっていますが,次回の彼らの結果によっては,この二人にも昇格のチャンスがあると思います.

リリーフ投手:林
 1軍のリリーフ陣は層が厚いですが,一岡とともに,チャンスをうかがう形になると思います.

捕手:河野
 
野手:大田
 1軍昇格したら今シーズン最後のチャンスだと思います.大田らしい豪快なバッティングを見せてほしい.ただし,ポイントは選球眼だと思います.

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