2012年リーグ戦巨人総括-1 外部補強
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元大阪爺
2012年09月22日 00:53 visibility450
昨年の巨人は,先発で頼りになるのは,内海・澤村・ゴンザレスの3人だけ,リリーフで頼りになるのは久保と山口の二人だけ,打撃では,ファーストとサードが大穴という状況だった.さらに,ラミレスが抜けることになって,レフトにも穴が空いた.
以上から,巨人のフロントは以下のような外部補強(ドラフト以外の補強)を主に行った.
先発投手
FAで杉内,外国人選手としてホールトンを獲得.
リリーフ
外国人選手としてマシソンを獲得.
野手
FAで村田を,外国人選手として,ボウカー(レフト兼ファースト)とエドガー(ファースト)を獲得.戦力外となった選手から石井(ファースト)を獲得.
彼らの成績は以下の通り.
先発投手
杉内,22試合,154回,防御率1.63,12勝2敗
ホールトン,22試合,139回,防御率2.59,11勝7敗
リリーフ
マシソン,38試合,40回,防御率1.80,2勝0敗7H10S
野手
村田, 538打席,打率258,本塁打11,打点54,出塁率321,長打率380
ボウカー,196打席,打率182,本塁打 3,打点 9,出塁率258,長打率284
エドガー,181打席,打率241,本塁打 4,打点19,出塁率294,長打率386
石井, 53打席,打率341,本塁打 0,打点12,出塁率404,長打率386
ボウカーを除いて皆結果を出してくれたと思う.
村田に関しては異論もあるかもしれないが,比較すべきは,今年の阿部や坂本や長野ではなく,昨年のサードのライアル・フィールズ・亀井である.彼らの去年の結果を見てみる.
ライアル,101打席,打率198,本塁打0,打点4,出塁率238,長打率240
フィールズ,116打席,打率202,本塁打2,打点9,出塁率241,長打率312
亀井,308打席,打率246,本塁打3,打点24,出塁率283,長打率338
3人足すと,525打席とほぼ村田の今季の打席数になるが,成績は,5本塁打,37打点にしかならず村田には遠く及ばないことがわかる.
つまり,先発とサードの穴は外部補強で埋まった.非常に適切な補強であったといえる.しかし,ボウカーのシーズン通じての不調と,エドガーの8月以降の不調のために,ファーストの穴は埋まっていない.また,リリーフも,マシソンの故障により穴は埋まらなかった.この部分を何とかしたのが現有勢力の底上げであり,新人の台頭だったと思う.それについては,別の日記で書きたい.
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