2012年巨人のルーキー回顧-2:今村信貴投手
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元大阪爺
2012年12月11日 22:10 visibility616
ドラ2:今村信貴の今年の成績
1軍登板無し
2軍:14試合41回、3勝1敗、防御率2.63、WHIP:1.29、三振率(9回換算):2.6
松本竜同様に、1年目は体作りが中心でしたが、松本竜より完成度が高い分、より多くイースタンで使われて、高卒1年目にしてはよい数字が並んでいます。ただ、三振率は極端に低く球威に問題があったことがわかります。8月30日に日ハム相手にイースタンでノーヒットノーランを達成して話題になりましたが、その試合でも三振は1つだけでした。ということで、うまい投手なのかもしれませんがスケールでは松本竜に劣ります。球団としては、このタイプの違う二人の左投手を競わせて成長させようという腹積もりなのだと思います。ただし、まだまだ不安定です。ノーヒットノーラン後の次の登板である9月13日のロッテ戦をたまたま私はみましたが、ストレートは球威なく、カーブのコントロールも悪くてボロボロでした。舎人さんは「カーブの制球が悪い時はまるで駄目で、まだまだ引き出しの少ない投手」という趣旨のコメントをされています。
松本竜がメンタルの面を強くする必要があるとすれば、今村は、体をもっと強くして球威をつける必要があるでしょう。.
うまさのある分、今後1-2年だけに限れば、松本竜より1軍の戦力になる可能性はあります。得意のカーブで安定してストライクが取れるようになれば、中継ぎや1ポイントでの登板も可能かもしれません。逆に、その分、小さくまとまってしまう可能性もあります。
個人的には、ストレートで三振が取れるまでは、2軍で鍛えてほしいと思います。舎人さんは、今村の将来像として、元中日の今中投手をあげていたと思いますが、今中投手は140㎞/h台後半のストレートを投げることでも知られておりそれとカーブの相乗効果で打者を抑えていました。今村もそれを目指してほしいです。
来年の今村に関しては、イースタンでの奪三振数に注目ですね。
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