2015年の田口と平良
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元大阪爺
2015年11月29日 09:11 visibility629
去年のルーキー回顧でセットで取り上げた田口(2014年ドラ3,高卒左投手)と平良(2014年ドラ5,高卒右投手)について書きます.
2014年のイースタンでの田口と平良の成績
田口:7試合25回2/3,2勝0敗防御率1.75,被安打23,18三振,5四球,2死球
平良:7試合26回1/3,1勝0敗防御率1.71,被安打15,15三振,5四球,4死球
よく似た成績ですね.高卒1年目で,かつドラ3以下の投手としてはともに十分な成績です.
この時点で安定度では平良,球威で田口と私は見ました.また,戸根(2014年ドラ2),高木勇(2014年ドラ3)といった即戦力の投手を巨人が2014年ドラフトで獲得したことを考慮し,高卒2年目の2人に2015年での1軍デビューはないと思いました.それで,2015年の「イースタン」での成績を平良は先発で10勝,田口は先発なら5勝程度,リリーフなら勝ちパターンの投手に入ってくると予想しました(2014年12月1日の日記).
実際の今年の彼らの成績は以下の通りでした.
田口
イースタン: 12試合70回, 4勝4敗防御率3.47,被安打51,53三振,26四球,3死球
1軍: 13試合66回1/3, 3勝5敗防御率2.71,被安打54,64三振,26四球,3死球
平良
イースタン: 16試合63回1/2, 4勝3敗防御率5.12,被安打71,34三振,15死球,3死球
1軍登板無し
田口は,シーズン序盤でのイースタンでの好成績を認められて,4月11日に1軍のヤクルト戦で初先発すると7回を5安打1失点におさえ,あっさりプロ初勝利をおさめました.その試合では,プロ初安打・初打点も記録しました.その後も,ローテーションの谷間を中心に先発のチャンスを与えられ続け,最終的には上述のような立派な成績をおさめました.打線がもう少し打ってくれたら,勝ち星と負け星は逆になったと思います.イースタンの成績と比較してもらえればわかると思いますが,1軍の成績の方が,イースタンを最終的に上回っているという不思議な投手です.緊張が高まると力を発揮するタイプなのかもしれません.
他方,平良はフォーム改造をしたのが裏目に出て,球威が落ち,完全に伸び悩んだ年となってしまいました.舎人さんによると,球威が落ちたのはフォームのせいだけではなく,「イップス」になったのではないかということですが,真相は不明です.
田口は,舎人さんのいうように,見るからにやんちゃな「野球小僧」という感じで(もしかしてB型の末っ子?),こういう選手がどのように伸びていくかを見るのはとても楽しみですね.また,平良の巻き返しにも期待したいです.
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