巨人の補強について:急務なのは強打の内野手(10/23,184430,8)
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元大阪爺
2010年10月23日 15:01 visibility289
巨人の補強で急務なのは「先発投手」といわれていますが,私はそうは思っていません.2009年はプラス側に行き過ぎた状態(グライ・ゴンザレス・オビスポで34勝)が,2010年はマイナスに行き過ぎただけで(グライ・ゴンザレス・オビスポで7勝)だけで,2011年はもう少しましになると思っています.以前の日記に書いたように,投手に関しては以前から手をうっていますし(台湾投手の獲得,若手高卒投手の育成等),来年はボールも飛ばなくなるからです.ドラフト上位で投手を1-2名とれば十分でしょう.まあ,大リーグ帰りの黒田投手や川上投手も取りにいくかもしれませんが,下記の内野手取りの方が優先順位が高いので可能性は低いと思っています.巨人といっても,無尽蔵にお金があるわけではありませんからね.
さて,中-長期的に,小笠原(37才)・ラミレス(36才)の後釜を育てることが巨人の大きな課題でした.ラミレス(右外野手)の後釜については,長野が予想外によく,矢野も復活してきたので,十分とはいえないがある程度の目処がついたと思います.
問題は小笠原で,今年は,打撃はあいかわらずの好成績(打率.308,34本塁打,90打点)でしたが3塁手としての守備の衰えが目に付きました.3塁手としての守備率はリーグ最下位で,結果として1塁手としての出場機会も多くなりました.加えて,CSで明らかになったように,坂本が腰に爆弾を抱えているので,坂本欠場時の打力低下の対策が急務となってきました.中-長期の課題どころか短期的課題になったように思います.大田・中井といった有望な高卒の内野手はいますが,でてくるのにまだ数年かかるでしょう.したがって,(小笠原を1塁手に専念させて守備の負担を減らし),基本的に3塁を守れる強打の即戦力の内野手が欲しいところです.
ドラフト上位で大卒か社会人卒の内野手をねらうかもしれませんが,それでは不十分で,FA(村田・内川・関本)や大リーグ帰りの選手(岩村)を獲得に行くと思います.2007年オフのグライ・クルーン・ラミレスの獲得と,それに基づく2008-2009年の優勝に見られるように,補強課題にみあった選手が市場にでれば,とりに行くのが(好き嫌いは別として)巨人のスタンスです.「育成の巨人」は,あくまでも「育成もする巨人」であって,「育成だけの巨人」ではないからです.
*ナゴドではまったく打てない小笠原・ラミレスを見ると,内川・村田を巨人が獲得にいかないわけはないと思うようになりました.
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