巨人首位陥落→去年の残像を捨て去るべき時(7/28,163370,27)

昨日のゴンザレスは,4回2/3を7失点で敗戦投手.通算でも,防御率5.88で3勝9敗.オールスター前の最後の試合を除いて,立ち直りの気配を見せていたので,昨日の試合に使ってみたのだろうが結果は悪かった.もう見切り時と思ったら,2軍降格決定とのことである.



練習での復調が認められてスタメン5番に抜擢された亀井は,ファーストストライクをむやみに打ちに行って4打数0安打.今年の亀井の典型的なパターンであり,もっと言えば,去年のブレイク前の(それも悪いときの)亀井に戻ってしまっていた.亀井が5番なのでチェン投手はラミレスと無理に勝負する必要がなく,ラミレスの打棒まで封じてしまった.亀井も見切り時だろう.



ゴンザレスも亀井も昨年の優勝-日本一の功労者である.亀井については,原監督が以前から評価していて,それが花開いたのだから,原監督の思い入れもわかる.悪いながらも二人を切れなかったのは,去年の残像に加えて,チームが「首位」だったからだろう.それゆえ,思い切りができなかった.



他方,阪神は,「4番金本」を切った.中日も,中日野球の象徴ともいうべき井端を切った.そして,その後,両チームとも新戦力が台頭しチームの成績も上昇した.



昨日の敗戦→首位陥落で,去年の残像を捨て去り,新たな気持ちで戦力を見直すきっかけになれば,ピンチをチャンスにすることができると思う.去年のゴンザレスや亀井を越える選手はいなくても,今年のゴンザレス・亀井を越える選手は,控えやファームの選手の中にいくらでもいるだろう.間違いなく,選手数が一番多いのが巨人で,その選手たちを使いこなしてきたのが原監督なのだから.

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