巨人4-7ヤクルト:来季のためには良かった敗戦?(10/9,179550,8)

最終戦は非常に悔しい敗戦で3位となり,CS第1ステージのホーム開催権も失いましたが,来季のためにはむしろ良かったかもしれません.スポーツ紙等でも報道されているように,逃げ切れない投手,決めきれない攻撃,肝心な所でエラーする守備と今季の課題が浮き彫りになった試合だったからです.なまじ,この試合に勝って,CS第1ステージでも,東京Dでのラッキーパンチで勝ち抜いたりしたら,来季の課題がうやむやになっていたかもしれません.


 


抑え投手に関しては,今季はクルーンの衰えが明らかになったと思います.ただ,そうはいっても,150km台の直球と140km台のフォークやスライダーを駆使し,打たれた後の次の試合でも投げられる精神力を持った投手は,そう簡単には見つからないので(特に,最後の精神力の部分で,越智や山口よりクルーンの方が上と私は思っているので),クルーンは来季も必要な戦力だと思っています.来季は,越智・山口・クルーンにマイケルも加えた4人で抑えを流動的にするように思います.飛ぶボールが廃止されることも,投手には有利ですしね.ただ,クルーンが場合によっては,引退を自ら申し出るかもしれませんが・・・


 


攻撃に関しては,7日の日記に書いたとおりです.個別の選手については,また,後日に書くつもりですが,打点・本塁打の二冠王となったラミレスも,中日戦では打てず,巨人が優勝を逃した一因であることは指摘しておきたいと思います.


 


守備に関しては,失策数がチームとしてセリーグ最多です.特に内野守備に問題があり,ショート:坂本は(野手全体での)失策王,サード小笠原も,森野選手(中日)についで失策数が多く,終盤はファーストを守りました.エドガー・古城・脇谷といった所も失策が多かったです.1・2塁が固定できなかったことも,おそらく,失策を増やしたことだと思います.1塁手をとっかえひっかえしたことは,舎人さんが指摘するように,送球する側(セカンド・サード・ショート)から見れば,心理的な負担になったはずで,明らかに守備においてはマイナスでしたね.実際に,取れそうな送球を1塁手がそらす場面もいくつかありました.


 


原監督は常々,「甲子園で実力が発揮できてこそ本物」という趣旨のことを言っています.甲子園のCS第1ステージで,能見投手・久保投手と戦うことで,巨人再建の道筋が見えてくるかもしれません.


 

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