巨人-阪神:阪神相手では地の利を失う東京Dで勝てるか?

交流戦後,中日・ヤクルト・横浜・広島の4カードすべてに勝ち越して阪神戦を迎える.


去年まで,巨人が阪神に対して優位な点は,長打力(本塁打打者をそろえていること)であった.また,最近2年については,絶対的な左中継ぎ:山口がいることも大きかった.



この2つの優位な点が失われた結果が,今の対戦成績(3勝6敗)である.空中戦でも中継ぎ勝負でも阪神の方が互角以上で,東京Dが対阪神戦に限っては,「ホーム」ではなく「アウエイ」となる.



さて,どうするかといえば,現時点で比較優位性のある先発投手ががんばるしかないことになる.松本を昇格させて即スタメン(2番)としたのも,空中戦以外の部分で優位にたつためだろう.我慢してきた亀井をついに2軍に落とし,東野を中4日で先発させる姿勢を示しているのも,原監督がこの3連戦を重視している現われである.今後のセリーグペナントレースを占う大事な3連戦だと思う.

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