5/8の横浜3-4巨人:1点差勝ちにおける必然

原監督のHPのTatsunori Storyの最新版(5/11)に,クルーンのクイックモーションの習得のことが書いてありました.8日の横浜戦で,9回裏1点差でリードしていた巨人はクルーンを出し,二死一塁から横浜の代走:野中選手が盗塁死して試合は終わるのですが,これはクルーンが「昨シーズンは出来ていなかった」クイックモーションで投げたから刺せたのだと説明しています.「昨シーズンはできていなかった」わけですから,尾花横浜監督(昨シーズンは巨人の投手コーチ)は知らなかったことになります.原監督は,クルーンにクイックモーションを習得させた斉藤・香田コーチおよび向上心を持ってクイック習得に取り組んだクルーンをほめています.


 


私は単に「あっ,盗塁死で終わった,ラッキー」と思っていたのですが,その裏には,クイックできないクルーンの弱点を知って盗塁をしかけた尾花監督と,それに備えて昨シーズンオフから準備していた巨人側との駆け引きがあったわけですね.ただ,速い球を投げているだけに見えるクルーンが,向上心をもってきちんと野球に取り組んでいる点もすばらしいし,昨シーズン日本一を達成したにもかかわらず自分たちのチームの弱点をきちんと埋めてさらに強くしようとする首脳陣もすばらしいと思います.


 


実力差が少なくなっている割には,対横浜戦6勝1敗と大きく勝ち越せているのは,単に運だけではないことがわかって私としては非常にうれしい発見でした.

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