東京Dでの阪神3連戦を振り返って

1勝2敗と負け越した東京Dでの阪神戦だったが、収穫も多かったと思う。


 


・東京Dでの戦い方に注意


阪神に代表されるように、長打力を向上させてきているチームがいくつかあるので戦い方には注意が必要である。ロードでの成績が7勝2敗なのに対 し、東京Dでの成績が4勝5敗というのは偶然ではないと思う。



・先発投手陣に目処がついた。
第3戦の内海は相変わらず良かったし、第2戦のゴンザレスも不調の原因(体の開き)を修正してよいピッチングをしたということで今後に期待できる。初戦の藤井についても、5回1/3で3失点だったから、印象は別として、極端には悪かった訳ではない。3回登板して、そのうち2度は5回までを0に抑えたのだから良しとすべきだろう。好調に見えても6回以降の藤井には突然の被弾癖があるということを考慮して、今後はそれを考慮した使い方をすればよい。昨年の日本シリーズで好投している藤井(当時日ハム)を梨田監督が途中で交代した理由が判ったような気がする。

・リリーフ再編成にも目処がついた
山口の登板過多が心配ではあるが、中継ぎ:山口はやはり強力であり、それに久保と越智を加えることで試合終盤を乗り切れる見込みがついた。上述のように先発の方は山口抜きでもなんとかなりそうだが、リリーフは山口抜きは考えられず、当分は、山口の先発再転向は無理だろう。クルーンが復帰したとしても事情は変わらないと見る。長期的に見ても、クルーンの年齢(37)を考えると、クルーンが抜けた時の準備を今からしておいた方がよいのだから・・。
なお、上述の内海の成長の一因に、山口の先発転向によるプレッシャーがあった筈だから、山口の先発転向は、すでに一定の成果を挙げたと見ることもできる。

・亀井に復調の気配?
阪神戦は9打数3安打3打点四球1で、この四球が今シーズン最初の四球である。ようやくボールを見る余裕ができてきたということか・・今後に期待したい。


 


・1-2軍入れ替えなど・・


豊田が本日2軍落ちした。山口がリリーフに回り、西村健がマメで二軍落ちしているので、リリーフが7名、先発が4名という体制になった。土日の松山でのヤクルト2連戦の2試合目の先発がいないので、マメが直っていれば西村健が上がってくると思う(駄目な場合は野間口あたりか・・・)。来週火曜日からは6連戦なので、先発がもう一人必要である。オビスポが有力だったが、14日のイースタンでのロッテ戦で打ち込まれた。上述の野間口か福田あたりを上げてくるかもしれない。代わりに落ちるのは、星野・小林雅・土本の中の一人で、現状では星野が一番危ない。小林雅は、ファンの中では評判が悪いようだが、内容はともかく、明瞭な失敗は1度きりである。土本も、スレッジにサヨナラ本塁打を打たれた以外は、結果を出してはいる。ただ、あまり使われていないのが気になる。今後の数試合で、この3人の中で誰がアピールできるかというのにも注目である。


 


 

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