巨人・中日・阪神が三すくみの理由

・阪神側の理由


2003年〜2006年の4年間は阪神と中日が交互にセリーグで優勝していた.阪神の最大のライバルは中日であり,2004年と2006年はナゴヤドームで大きく負け越したことが優勝を逃す要因となった.したがって,阪神は中日対策を行なうようになり,2007年以降はナゴヤドームで中日にも勝てるようになった.しかし,2007年以降,中日に代わって阪神の前に立ちふさがったのは巨人であり,阪神は巨人対策に力を入れるようになった.そして,2010年,走塁と守備には目をつぶって,巨人を上回る打撃陣を擁するチームとなり,甲子園での使用球も「飛ぶボール」にして,東京ドーム・甲子園の両方で空中戦で巨人に勝てるようになったが,逆にその野球はナゴヤドームでは通用しなくなったということだろう.


 


・巨人側の理由


2007-2009年の3年間,巨人のライバルは中日であり,特に,2007年のCSでの中日3連敗は,巨人に対して大きなトラウマを与えた.巨人は,必死で中日に勝てるように努力し,ようやくそれが実を結びつつある一方,阪神対策を怠ってきた.空中戦で負けるという展開には慣れていないので,その分戸惑っているのが現状だろう.


 


・中日側の理由


中日は,相手チームに関係なく,落合監督の信ずる野球をやっているだけ.したがって,阪神と巨人の野球を測るものさしとなっている.


 


 


 

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