巨人選手を勝手に査定その4(野手編1)(71050,6)

坂本 21才,34百万円,141試合,打率.304,18本塁打,87打点,出塁率.357,長打率.466,5盗塁


高卒3年目でこの数字。打撃では打率3割,出塁率3割五分,二桁本塁打,80打点を達成し,守備も大きく向上した。他方,盗塁が去年の10盗塁から5盗塁と半減したのは腰に不安があるせいかもしれない。とにかく成長の度合いが半端ではない。「育成の巨人」の象徴的存在だが,この成長ぶりはあくまでも本人の資質によるものだろう。ケガとFA離脱さえなければ,向こう10-15年間,巨人のショートは安泰である。当分は1番だろうが,将来的には3番を打つとみる。来季は7千万円〜1億円というところか。



亀井 27才,3千万円,134試合,打率.290,25本塁打,71打点,出塁率.354,長打率.510,12盗塁


坂本と並んで今年の成長株。原監督の期待がずっと先行している形だったが,ようやくその期待に追いついた感じ。打率は3割に届かなかったものの,四球が選べるようになり出塁率は3割5分を越えた。数字以外の部分では,試合展開を見ながら,選球・強打を使い分け,あるいはセーフティーバント,あるいは,果敢な走塁で相手チームを翻弄し,巨人の「得点パターンの多様化」に寄与した。小笠原・ラミレスの後の5番という難しい打順を,時には「つなぎの5番」として,時には「決める5番」として見事にこなした。今年後半は主に1塁の守備に付き,不振の李の穴を埋める一方,好調谷の起用を可能とし,その意味でもチームの勝利に貢献した。昨年は,さっぱり打てなかった日本シリーズでも,第5戦で起死回生の同点本塁打をうつなど結果をだしている。来季は3割,30本を目指してほしい。新年俸は7千万円-1億円というところ。


 

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