祝：巨人CS突破！　及びCSのアドバンテージについて

8-2と見かけは楽勝でしたが，5回に失策もからんで１点取られて7-2の5点差でなお一死満塁で先発東野に代えて越智．今回のCSで毎回点を取られている越智．でも，森野・ブランコを連続三振に打ちとって，ここで勝負が決まりました．第２戦の大道，第３戦の脇谷と昨日までは，原監督の代打の勘がさえていましたが，今日は継投がさえていました．越智もよく原監督の采配に応えました．

2007年の悪夢のCS（対中日）３連敗以来，CSというと（それも中日相手だと），悪いイメージしかなかったが，去年の勝利と今年の勝利で，そのトラウマがずいぶん払拭された気がする．

これで，レギュラーシーズン優勝チームに1勝のアドバンテージを与えた2008年から，２年続けてセ・パ共，レギュラー優勝チームがCSを勝ち抜きました．

パリーグのプレーオフ（2004-2006年）でも，アドバンテージのなかった2004-2005年は，第１ステージを勝ち抜いたチーム（西武・ロッテ）が第２ステージを勝ち抜きましたが（負けたのは両方ともレギュラーシーズン一位のソフトバンク），アドバンテージの入った2006年は，レギュラーシーズン一位の日本ハムでした（ちなみに，負けたのはまたもソフトバンク）．

ということで，アドバンテージ１勝が入ってから，レギュラーシーズン一位のチームは5勝0敗なわけで，かなり十分なハンデということがわかります．実際には，CS２ステージでレギュラーシーズン1位チームは，去年の巨人のように実質２勝１分け（アドバンテージを入れて３勝1分け）でも通過できますからアドバンテージは1.5勝という感じでしょうか．

ただ，日程については，CS第１ステージの初戦・２戦で投げた先発投手を，中5日でCS第２ステージで投げさせることができたパリーグ（楽天）に対し，中4日で投げさせざるを得なかったセリーグ（中日）とで不公平がありました．パリーグのCS第１ステージがセリーグのそれより１日早く始まったためで，パリーグの興行用の思惑だと思いますが，この点は公平にすべきだと思います．