プロ野球各チーム年俸総額　（27688,81,882)

タイトル変更しました．

プロ野球選手会の発表で，組合員（！）の平均年俸で阪神が巨人を抜いたことが話題になっています．外国人選手の年俸がはいっていないので，このページ（「こちら，プロ野球人事部」さん）の額を合計してみました．今年の年俸が空欄になっているところは，昨年の年俸と同じと見なしました．

　百万円単位のところは四捨五入しました．右側の括弧内は上述の組合員平均による順位です．

1)巨人：45億7千万円 (3)

2)阪神：40億3千万円 ( 1）

3)ソフトバンク：33億6千万円 （2）

4)中日：29億3千万円 (5)

5)ロッテ：26億5千万円 (4)

6)西武：25億9千万円(6)

7)オリックス：25億2千万円 (10)

8)日本ハム：23億7千万円 (8)

9)ヤクルト：22億4千万円 (7)

10)横浜：22億円 (9)

11)楽天：20億3千万円 (11)

12)広島：17億1千万円 (12)

となりました． 選手人件費総額では，巨人トップ保持です．非組合員である外国人選手（ラミレス5億，李6億＊，クルーン3億，グライ2.5億，合計16.5億円）に巨人はたくさん払っている一方，上原・二岡・清水が抜けた分，組合員（日本人）平均では阪神とソフトバンクに抜かれたということでしょう．オリックスも，組合員平均では低いけど，総額では結構高く，巨人と同様の構造であることがわかります．

　セリーグとパリーグで並べてみると

＊セリーグ

巨人：45億7千万円 （3)

阪神：40億3千万円 ( 1）

中日：29億3千万円 (5)

ヤクルト：22億4千万円 (7)

横浜：22億円 (9)

広島：17億1千万円 (12)

＊パリーグ

ソフトバンク：33億6千万円 （2）

ロッテ：26億5千万円 (4)

西武：25億9千万円(6)

オリックス：25億2千万円 (10)

日本ハム：23億7千万円 (8)

楽天：20億3千万円 (11)

となって，セリーグに比べてパリーグの方が金額差が少ないことがわかります．巨人・阪神・ソフトバンクを除く球団は30億円以下，しかも，22-26億円くらいの球団が多いので，これが標準的な選手人件費のように思えます．

 　ちなみに，昨年の巨人は53億円で，今年7億円程度削りました．上原も引き留めなかったし，井口（現ロッテ）にも声をかけず，若手育成路線に切り替えつつあるので，さらに人件費を圧縮したいようです．

＊李の6億という年俸については，実際は2億程度という話もありよくわかりません．李が巨人にいることで，巨人戦が韓国に放映されているという話があり，そのあたりの「付加価値」が差額分になっている可能性もあります．