巨人4-1阪神　ようやく上向きか？

　打つ方は打順が固定したので，おのおのの役割分担がはっきりしたのが良かったように思います．あれだけコロコロ変わると自分に何が求められているかわからなくなりますからね．長野(30才）・橋本（24才）・坂本（26才）の1-3番は良いとして，阿部（35才）・高橋由（39才）・村田（34才）・井端（39才）という4-7版の並びには新鮮さを感じませんが，そこそこはやってくれるでしょう．4番（キャッチャー）阿部から4番（ライトまたはセンター）長野への一足飛びの主役禅譲はうまくいきませんでしたが，4番（キャッチャー）阿部から4番（ファースト）阿部はとりあえずはうまくいきそうです．ファーストに回って負担が減ったことで阿部の打棒も復活して「4番」が務められるようになりました．また，「4番（キャッチャー）阿部」の代わりはいませんが，「4番（ファースト）阿部」の代わりは，将来的には見つけられそうなので，長い目で見ても一歩前進と考えたいです．

また，キャッチャーの選択肢が増えたのもなにげにプラスになっているように思う．今日のセドン-實松はもちろん，先日の大竹-小林のコンビも良かった．

　リリーフは久保の復活と田原の台頭が大きいですね．今日のゲームで言えば，6回二死二塁のピンチで登板した田原が，1球でゴメスを打ち取り，7回も3者凡退に抑えたことが殊勲でした．コントロールが今一つですが，よく腕を振って，直球（140キロ半ば），スライダー・シュート（120-130キロ台），シンカー（チェンジアップ？110キロ台），カーブ（100キロ台）を投げ分けるので打者（特に右打者）がタイミングを取るのに苦労していました．直球もクセ球だしね．細かいコントロールを気にしてスピードを抑えるより，よく腕を振ってタイミングをずらすことに自分の道を見いだしているように思います．この方向で良いように思いますね．まあ，一発を打たれるリスクはあるわけですが・・・．

　しかし，今年の鈴木の走塁は本当にキレキレですね．