巨人がラスティ・ライアル内野手獲得 (12/23, 203626,　野球10，総合27）

巨人がラスティ・ライアル内野手（27才，右投げ右打ち）を獲得しました．年俸は8千万円とのことです．右打ちの内野手で，（獲得時点の実力は）MLBで1軍半レベルの選手ということで，去年のアルフォンゾ（当時36才，年俸3500万円）や今年のエドガー（31才，5,000万円）と同じ系列の選手です．ただし，これまでの二人が年齢から見て，小笠原（37才）と大田（20才）・中井（21才）らの間の「つなぎ」の位置づけだったのが，「27才のライアルがよければ，そのまま小笠原の後釜にしてしまうよ．」という球団側の意図が読み取れます．亀井（28才）のサードコンバートといい，ベテランと若手ばかりの巨人内野陣の中間層の底上げを図っているように思いますね．

　いずれにしても，外国人投手同様，外国人野手についても，大物をとるのではなく，MLBの1軍半レベルの選手をとって日本で育成しようという方針が貫かれたということはよいことだと思います．この方針で行くのなら，さらに，もう一人くらい，外国人内野手を取るかもしれません．

今年のエドガーの成績が，打率2割6分，出塁率3割4分，本塁打12本ですから，ライアルにとっては（つまり，ライアルのライバルの亀井・大田・中井にとっても），その数字が当面の目標となるでしょう．