2013年巨人のルーキー回顧-4:坂口真規(右投げ右打ち内野手)

2012年ドラ5:坂口真規(23才)の今年の成績
1軍:7試合10打席10打数4安打0本1点0四球0盗塁,打率400出塁率400
2軍:104試合、387打席322打数93安打11本42点4盗塁(1盗塁死)59四球,打率289出塁率403
  ファーストとして79試合,守備率997で2失策,サードとして30試合,守備率911で5失策
今年の評価:○

 智弁和歌山高校時代から知られた強打者。大田と同学年であり,「西の坂口,東の大田」と言われたこともあったとか。東海大に進学して伸び悩み,評価を下げてドラフト5位での獲得となった。しかし,プロの水があったのか,2軍では上述のようにすばらしい成績で,1軍に上がってもすぐに初安打・初打点を記録し,10打席ながら打率4割と実力に加えてハートの強さを見せた。特筆すべきは,四球の数である。二軍で二桁本塁打を打つ一方で60近くの四球を選び,打率は2割9分弱ながら出塁率は4割を越えている。ちなみに,大田は本塁打こそ13と坂口を上回るものの,四球は22にとどまり出塁率は332である。打撃の実戦力という点では,坂口>大田ということになる。

 問題は守備で,現状ではファーストしか守れない。サードの守備さえ向上させれば,来年は1軍で見る機会も増えるだろう。1軍で継続して打たせてみたい大型内野手である。代打兼ファーストというと石井がいるが,今年のように石井が不調なら,石井の代わりに坂口をおいてもよいのではないか。(巨人での)来年の投手の新人王候補は今村としたが,野手の新人王候補は坂口だと思っている。まあ,使ってもらえないと駄目なんだけどね・・・


参考:大田の2013年の成績
1軍:21試合,38打席31打数5安打0本2点1盗塁,打率161出塁率250
2軍:67試合,283打席257打数70安打13本43打点7盗塁(2盗塁死)22四球,打率272出塁率332
  外野手としての守備率986で2失策。

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