巨人選手を勝手に年俸査定その6：河野・亀井・寺内・藤村 ・中井・大田

勝手に年俸査定シリーズの６です．

河野の2年間の成績と年俸は以下の通り。年俸の単位は百万円。

試合 打数 安打 本 打点 打率 年俸 備考

2012 　出場なし  4.4

2013 11 16　  1　 1　 3 .063  4.7

育成から入って4年目．今年ついに1軍で初出場し，初安打が3点本塁打で初打点も記録しました．直球に強く，イースタンでは日ハムの大谷投手の直球をライトスタンドに打ち込んだ左打ち「攻撃型」捕手です．ドラ１の守備型捕手の小林，同期の右打ち攻撃型捕手の鬼屋敷と競い合って巨人の正捕手に上り詰めて欲しい．高校時代のライバル：梅野選手（阪神ドラ4）との捕手対決が，将来の巨人-阪神戦のネタになることも望みたい．・・といいつつ1軍での実績は本塁打1本のみなので，6～10百万円と査定します．

亀井の2年間の成績と年俸は以下の通りです．

試合 打数 安打 本 打点 打率 年俸 備考

2012 60 110 26 2 11 .236 42

2013 86 296　 76　 3　 25 .257 38

　長い間の低迷からようやく脱出の兆しがみえたような見えないような微妙な成績．日本シリーズでは守備での活躍が目立ったが，打撃は今一つ．ただ，外野・1塁・3塁を守れ，左の代打にも代走にも使えるというユーティリティー性は評価出来る．現状維持～微増ということで38-42百万円と査定します．

寺内の2年間の成績と年俸は以下の通りです．

試合 打数 安打 本 打点 打率 年俸 備考

2012 103 191 46 1 5 .241 17 盗塁11

2013 114 240　 54　 2　 12 .225 27 盗塁6

　今年は，得点圏打率が4割を超えるなど，打撃開眼したかと思いましたが，終わってみればいつもと同程度の成績でした．それでも，CSでの前田投手からの3点本塁打とか，日本シリーズでの田中投手からの本塁打などと印象的な本塁打を打ちました．真面目で練習熱心で二遊間をきちんと守れて足も早くバントも決められるが，打撃は今一つという選手．控えとしてはかかせませんがレギュラーとなると物足りない感じです．それでも，今年はよく頑張りました．35～40百万円と査定します．来年は，大物の外部補強がない限り，セカンドを中井と争うでしょう．

藤村の2年間の成績と年俸は以下の通りです．

試合 打数 安打 本 打点 打率 年俸 備考

2012 109 109 60 0 10 .252 24 盗塁14

2013 40 68　 13　 0　 1 .191 22 盗塁4

 昨年は打率を250に乗せ，ようやく何かつかんだかと思いましたが，今年は「飛ぶ統一球」にもかかわらず打率を下げてしまいました．ボールが変わっていろいろ大変だとは思いますが，元々非力な上に四球も選べず，この打率では使えません．インハイを苦手としていてそれを意識しているので，1軍レベルの投手だと簡単に打撃を崩されてしまいます．加えて守備も不安定になってしまい走塁も今一つでした．17-20百万円と査定します．

中井の2年間の成績と年俸は以下の通りです．

試合 打数 安打 本 打点 打率 年俸 備考

2012 16 26  7 0 1 .269  7

2013 48 139　 45　 4　 17 .324  8.4

　一時期でしたが，夏場の活躍は見事でした．得点圏打率も3割5分を超え，4本塁打中3本塁打を，得点圏に走者を置いて打つなど勝負強さも光りました．高卒選手としてプロ6年目でようやく花開いたとおもったら守備で大けがをしてシーズン終了まで2軍暮らし．日本シリーズに少し出場しましたが結果を出せませんでした．ケガをせずにセカンドレギュラーとして定着してくれていたら，オフの「セカンド補強」の話も出なかったかもしれません．年俸の増額は当然ですが，来季への不安もあるので倍増止まりかなと思えます．12-17百万円と査定します．

大田の2年間の成績と年俸は以下の通りです．

試合 打数 安打 本 打点 打率 年俸 備考

2012 21 63 16 2 7 .254  9.5

2013 21 31　  5　 4　 2 .161 15

 去年の終盤にプロ初本塁打を放ち，ついに覚醒したかと思いましたが，シーズン当初は元の黙阿弥で二軍落ち．その後，夏場に調子を上げて2軍で打ちまくり，昇格しましたが何故かほとんど使われずに2軍落ちしてシーズンを終えました．右投手の外角へ逃げるスライダー系の球には極端に弱いですが，その分左投手に強く，左キラーとして使える筈なのに原さんは左投手先発の試合に使いませんでした．「打ち方が気に入らないのではないか？」というのが茶柱さんの見立てで私もそれ以外の理由を思いつきません．どうも原監督は，大田に理想を求めすぎている気がします．ともあれ，結果は全然出ていないので，11-12百万円と査定します．