野間口について (2/12,208302,野球8,総合13)
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元大阪爺
2011年02月12日 16:45 visibility298
野間口(2004年ドラ自由枠)といえば,巨人の伸び悩みドラ自由枠組(希望枠組)の一人である。ちなみに,他には,木佐貫(2002年ドラ自由枠)・久保(2002年ドラ自由枠)・福田(2005年ドラ希望枠)・金刃(2006年ドラ希望枠)といて5人衆を形成していたが,木佐貫が昨年オリックスにトレードされて結果を出し,久保もブレークして卒業したので現在3人衆となっている。
原監督に「未完の大器」とまで言われ,未完のまま終わりそうだったので,ついにサイドスローに転向したのが2010年オフの秋季練習である。キャンプのフリーバッティングでの投球を見た。ストレートに加え,スライダー(またはカーブ),シュート,シンカー(または沈むシュート)とサイドスローに要求される一通りの球種を投げるが,サイドスローということを除けば,特徴のない投手になってしまった気がする。ストレートが特に速いとは思わないし,一通り投げる変化球も特に切れが抜群というようには感じなかった。オーバースロー時代の野間口は,コントロールは別としてストレートが速かったしフォークボールがよく切れていた。
コントロール向上ということで,サイドスローになったのだと思うが,確かにストライクを取れるコントロールはあるものの,内外角高低をきちんと投げ分けるコントロールはないように思う。
まあ,実戦でどうなるかということだろう。
現在までの所,野間口のピークは2007年の終盤だった。2週間余りの間に,先発とリリーフで4連勝してくれた。特に,優勝のかかった中日との試合で,巨人投手陣にとって天敵だったウッズを真っ向勝負で三振にとった場面は忘れられない。5年ぶりの巨人のリーグ優勝に大きく貢献してくれた。
ついでに言えば,昨年8月後半の中日・阪神・中日の9試合に勝ち越して首位に立ち,いよいよこれから首位固めという時に,それまでお得意様だった広島相手に延長11回二死から逆転サヨナラ負けをくらった時の投手も野間口だった。この後,巨人は広島・ヤクルト・中日に負け越して二度と首位に浮上することはなかった。まあ,これで,原監督は,オーバースローの野間口に対して見切りをつけたのだろうなあ。
とりあえず,紅白戦・オープン戦での野間口に注目したい。
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