チームワーク

私ごとですが、中学時代の部活で全国大会に出場するチームに所属していたことがあります。(競技は、サッカーではありませんが・・・)そのチームは、個々の能力でいえば、ごくごく平凡なチームでした。何がが強みだったかというとチームワークだったと思います。1人1人が自分のできることを着実に100%でこなす。そして、誰かがミスをすれば、チーム全員でそのミスをカバーをする。そういうチームでした。だから、試合をするのも、練習をするのも楽しかったことを覚えています。

さて、昨日は、リーグ戦でした。またもや相手は10人。当然、優勝に向けて、これは勝たないといけないなという雰囲気でしたが、思わぬ苦戦。3対2で残り5分を切ったところ、CBのパスをカットされ、そのまま押し込まれました。当然、場は凍りつきました。そして、3対3の引き分けで試合終了。最悪の結果といっても過言ではありませんでした。私も我を見失い、ミスをした人間への怒りがあふれていました。もちろん、チームを預かる身として、それを直接口にすることは、もちろんありませんでしたが・・・。

グランド整備を終え、ベンチに戻ると、当然あまりいい雰囲気ではありませんでした。ミスをした人間は、誰がみても落ち着いている様子でした。そんな中、誰からともなく口を開き、いつものようにしょうもない冗談で場を和ましてくれました。冗談でそのミスにつっこみをいれる選手はいましたが、誰一人、ミスをした人間を攻撃的に責めるような言葉はでてきませんでした。

チームを預かる身として、試合結果は最悪でしたが、なんとなくうれしい気持ちでいっぱいでした。自分の作りたいチームの理想は、競技こそ違いますが、中学校のときの部活のようなチームです。他のチームを見ていると、試合中でもミスをした人間に罵声を浴びせるようなチームもあります。私は、それを見ていると、とても悲しい気持ちになります。誰もが、ミスをしようと思ってミスをしているわけではありません。ミスをしている本人が、一番責任を感じているのです。だからこそ、そんな時は、無理矢理でもいいから、前向きな言葉を掛けてあげたい、そういうチームを作りたいと思っています。まだまだ、自分自身が未熟なので、試合中は冷静になれず、それができませんでした。それは反省しないといけないなと思いました。

とはいえ、昨日のことは、チーム作りはいい方向に向かっていることを確信させてくれました。だから、なおさら、このチームで優勝したいと思いました。来週は、2位との直接対決。勝てば優勝です。この方が、自分たちにはわかりやすい。まだまだ引退するつもりは微塵もありませんが、来週は、集大成を見せたいと思います。

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