棒球観戦記(後編)

  • こぎす
    2025年04月12日 17:46 visibility62

 

 

どーもです。

台湾遠征記の続きです。

 

台湾のプロ野球は「中華職業棒球大聯盟(CPBL)」という組織が運営しています。

過去には球団の消滅や新しいリーグ(台湾大聯盟)が立ち上がったり、八百長問題で混乱したりと紆余曲折な時代がありましたが、現在は6球団が所属しています。

今回観戦した楽天モンキーズはその名の通り、皆さんお馴染みの日本企業である楽天が所有する球団です。

前述の新しいリーグの流れを汲む球団で2011年から桃園を本拠地にしており、エンターテインメント性を重視した球団運営と連続で優勝するなど実力もありCPBL屈指の人気チームです。

ただ、前の親会社であるLamigoはそれほど大きい企業ではなく経営は大変だったようで、2020年から楽天に球団譲渡され楽天モンキーズとなっています。

 

対する富邦ガーディアンズは新北市を本拠地とし、これまで身売りが激しく現在も下位に低迷する苦難の球団です。

 

台湾のプロ野球と言えば、ルックス重視のチアガールと電子音楽による応援が有名ですが、これは韓国のプロ野球の応援文化を輸入したものです。

日本みたいに外野でトランペット隊が演奏する曲に合わせて応援歌を歌うのではなく、内野のダッグアウト上でチアガールが音楽にのせて攻撃の間じゅう踊り続けます。日本の社会人野球の応援とも少し違う感じです。

この楽天桃園棒球場に関しては楽天のベンチ側の3塁だけでなく1塁側にも同じ規模でチアガールが踊ります。これは桃園だけみたいです。

 

じゃあ、相手チームに応援団はいるのか?という事ですが・・・

 

 

いました!

なんとライトスタンドの片隅で応援していました。

 

チアガールと言ってもNPBや他スポーツにいるようなチアリーディングではなく、誰でも踊れるようなユルいダンスをしています。洋風の盆踊りって感じですね。

だからこそスタンドで老若男女に関わらず踊る人が多数いて、場内が非常に盛り上がります。

ワタシも恥をしのんで踊りましたよ(笑)

 

 

楽天のチアメンバーは総勢30人いてCPBLでは一番多いです。

 

この日は1・3塁でそれぞれ6人ずつ出演していました。(試合途中に1・3塁で入れ替わってました)

 

続いて場内の売店などについて・・・

内野スタンド内には球団グッズショップをはじめ数多くの飲食売店がありました。

 

なんと牛丼の「すき屋」もありましたよ。

私は一番人気がある炒泡麺というインスタントラーメンの麺みたいな焼きそばを食べました。

メニューは2種類ありますが、売店で伝えようとしても中国語の発音が分からないのでメニュー看板を撮影して指で示すという原始的な方法で無事ゲットできました!値段はNT$130(約650円)

味は・・・まあまあでしたね。食べても食べても減らないので閉口しましたが(汗)

 

ビールはなんと缶のままで販売していました。

 

350mlがNT$50、500mlがNT$70でした。350mlの市販価格がNT$35なので良心的ですね。

 

最後に棒球場についてなど。

収容人数は20000人、自然芝で内野にも芝があります。両翼101m、中堅122m(球場の表記はフィート)

この日は平日だったせいか上段席の全てと外野席のほとんどを閉めていました。

観衆はざっと見て8000人くらいかな?昭和のパ・リーグのスタンドを思い出しましたよw

殆どのチームで平均観客動員数が5000人~6000人くらいなので、この客の入りでは経営も苦労するでしょうね。

しかし、今年のプレミア12での優勝で台湾での野球人気は盛り上がっているようです。

また機会があれば台湾に訪れて野球観戦してみたいです。今度は台北ドームがいいな~

 

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