☆～ツーアウトランナーなし～

6/4虫の日の昼下がり、皆様如何お過ごしでしょうか？
きっと今日は無四球試合が多くなるのでしょう、こんにちは歴戦の雄です。

さて、野球の実況などで頻繁に「〇〇アウト、ランナーなし」という言葉が出てきます。

9回ウラ、果物チームの攻撃もいよいよツーアウトランナーなし。
得点は、1-0で守る野菜チームがリード。
バッターは、四番右の強打者メロン。
野菜チームのエース茄子の投じた三球目のスライダーが甘く入った。
メロンは甘い球を逃さずに強打し、見事に左中間スタンド中段への逆転サヨナラツーランを放った！

なぜ？サヨナラツーランかもうお分かりですね。
梨は、かなりの出塁率を誇っていますね。

ということで、梨を探しに出かけました。

千葉県北西部の東葛地域に位置する、人口約484,000人の松戸市二十世紀が丘梨元町の二十世紀が丘公園の一角に、二十世紀梨誕生の地があります。
分かりやすく言うと、男性アイドルグループ・NEWSのメンバー山下智久くんの出身校である大橋小学校の目の前の公園です。

二十世紀梨と言えば鳥取県が有名ですが、その発祥の地は現在の千葉県松戸市にあったのです。
明治時代に、松戸覚之助という人が苦労の末に育成に成功し、それまでの梨では味わったことのないような味と味覚だったそうです。そのことから「これぞ20世紀最高傑作」ということで、東京興農園主の渡瀬寅二郎氏と東大助教授の池田伴親氏により、二十世紀梨と命名され、その評判は全国に知れ渡り、注文が殺到したそうです。間もなく、鳥取県に苗木が送られ、鳥取県でも二十世紀梨の栽培が行われるようになったようです。
この二十世紀梨の原樹は、昭和10年に国から天然記念物の指定を受けましたが、昭和19年の空襲の被害により数年後に枯れてしまったそうです。

野球においては、梨以外にも、りんごやモモも活躍していますね。
以下は、日本三大落葉果樹？における都道府県別の生産量の割合を示すデータ(平成21年)です。

日本梨
1.千葉県 　13%
2.茨城県 　10%
3.福島県 　 8%
4.栃木県 　 7%
5.鳥取県 　 7%

りんご
1.青森県 　54%
2.長野県 　20%
3.岩手県 　 7%
4.山形県 　 6%
5.秋田県 　 5%

桃
1.山梨県 　33%
2.福島県 　20%
3.長野県 　13%
4.和歌山県  8%
5.山形県　　6%
 

今回は都合により、二十世紀梨誕生の碑文は割愛し、代わりに梨の生産量トップの千葉県と2位～5位の県との甲子園での春夏通算対戦成績を記述いたします。
どうぞ、ご参考にしてください。

対茨城県
1勝0敗
1952年(昭27)第34回夏 成田6-3水戸商

対福島県
2勝0敗
1963年(昭38)第45回夏 銚子商5x-4磐城(延長10回)
1975年(昭50)第57回夏 習志野16-0磐城

対栃木県
2勝1敗
1973年(昭48)第55回夏 銚子商1x-0作新学院(延長12回)
1975年(昭50)第57回夏 習志野2-0足利学園
2007年(平19)第89回夏 文星芸大付5-0市船橋

対鳥取県
4勝1敗
1988年(昭63)第60回春 倉吉東10-3市船橋
1980年(昭55)第62回夏 習志野2x-1倉吉北(延長10回)
1991年(平3)第73回夏  我孫子5-0米子東
2005年(平17)第87回夏 銚子商7-1鳥取西
2008年(平20)第90回夏 木更津総合6-1鳥取西

以上です。