☆梅雨明け宣言 特別放浪企画~ミラクル甲西~
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鶴丸 深志’
2014年07月21日 16:31 visibility2197
1985年(昭和60年)の第67回全国高等学校野球選手権大会は、3年生になったKKコンビを擁するPL学園が2年ぶり3回目の優勝を飾った。
この大会でPL学園以外で印象に残った高校は?と聞けば、創部3年目で春夏通じて初の甲子園出場を果たした「ミラクル甲西」を挙げる方も少くないでしょう。
この大会で、甲西高校の初戦(2回戦から)の相手は名門・岐阜商業であった。
名門相手に緊張し守備の乱れから初回に2点を先制されるが、その裏に3点を取り逆転、その後も加点し 7-5 で甲子園初勝利を飾った。
3回戦の相手は九州の古豪・久留米商業。
0-0 の投手戦のまま延長戦へ。延長11回表に1点を奪われるが、その裏2点を取りサヨナラ勝ちでベスト8へ進出。
準々決勝の相手は、大魔神・佐々木を擁し竹田監督率いるみちのくの雄・東北高校。
甲西は1回裏に1点、3回裏にも1点を加え甲西ペースで試合を進めたが、3回表に東北に一気に3点を奪われ逆転される。
これで東北に流れが行くかと思われたが、甲西は6回裏に1点を取り同点、続く7回裏に1点を取り逆転。粘る東北も、8回に1点を取り同点とする。
迎えた9回表、東北が1点を奪い取り 5-4、これで試合は終わったかに思えた。
ところが、粘る甲西は2点を取りサヨナラ勝を収めた。正にミラクル甲西であった。その時、ABCのアナウンサーは「甲子園の女神は、わずか3年目の甲西高校に不思議な力を与えました。」と叫んだ。
そして、準決勝ではPL学園と対戦。
甲子園の女神は甲西に不思議な力を与えることなく、2-15 で敗れ甲西の夏に終止符が打たれた。
余談ですが、この年アタシは高校3年生で、高校最後の夏を迎えていますた。(野球部ではありませんが…)
母校も県大会を順調に勝ち上がり、ベスト4まで進出。このまま甲子園に出場したら、PLを痛い目をあわせてやると目論んでいましたが、惜しくも敗退…。
でも、母校の全試合を応援に行けたことが今でも良い思い出になっています。
そんなこともあり、この年の夏は、母校の県大会ベスト4と甲西高校の甲子園ベスト4が強く印象に残っています。
甲西高校は、滋賀県の南部に位置し、2004年10月1日に甲賀郡石部町と甲西町が合併し誕生した人口約54,000人の湖南市にあります。
学校創立は1983年(昭和58年)4月、硬式野球部も同年4月に創部された。
夏の予選にも1983年(昭和58年)の第65回夏の全国大会予選に初参加したが、1回戦で水口東に 0-7 で敗退。
予選初勝利は翌年で、近江兄弟社を 17-0 で破っております。
昨年までの夏の予選通算成績は、41勝29敗、4強2回、8強2回です。
甲子園出場は夏のみ2回、甲子園通算成績は4勝2敗、勝数こそ少ないですが、勝率.667は滋賀県代表校の中で最も高い勝率となっています。
もう一度、甲西高校に甲子園の女神が不思議な力を与えてくれる日は来るのかしら?(´・ω・`)
以上です。
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