Jリーグの今季の判定基準は家本氏!(松崎委員長の見解)
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けん坊
2008年03月04日 07:39 visibility41
今朝の朝日新聞からです。
<サッカーは笛で始まる>というコーナーで、日本サッカー協会審判委員長である松崎康弘氏が先日のゼロックススーパーカップについて「最悪の展開 弱気が一因」として触れています。
(以下、原文のまま引用)
「広島がPK戦で勝利した1日のスーパーカップは、今季最初の試合。昨季評価を上げた家本主審を指名したのは、今季の基準となる笛を期待していたからだ。判定の多くは正しかった。特にPKのやり直しに関してはしっかりやっていた。
後半34分に広島のFW久保がPKをやり直しとされた場面では、ボールをける前に両チームの選手がペナルティーエリア内に進入していた。
PK戦に入って、鹿島のGK曽ケ端がシュートを止めながらやり直しとなったケースが2度あったが、これも審判が正しかった。PKの時、GKはボールがけられる前に、ゴールライン上を横には動けるが、前に出てはいけない。曽ケ端は前に出るのが早かった。
国際サッカー連盟はGKの飛び出しが見過ごされすぎているという懸念を表明している。日本サッカー協会も、やり直しを命じるよう指導している。主審は、勇気を持って、正しく対処してくれた。ほかの主審たちが日常的に徹底できていないことが誤解と混乱の背景にある。
その一方、主審のゲームコントロールはいただけなかった。前半12分に鹿島のDF岩政に警告したときの対応の悪さが、ことの始まりだった。主審は不安そうに副審の方を見つめるなど、動きから判定の確信のなさが伝わってきた。それを引きずり、その後、せっかく良い判定をしても選手に納得されることがなかった。観客も審判に不信感を持った。最悪の流れになってしまった。
この試合、判定に対する異議で警告が2度、審判への侮辱で退場が1度あった。許されない行為だが、選手がそんなことをしなくてすむように導くのがプロの審判の技術。毅然とした態度を持ち続けることや適切な選手とのコミュニケーションが足りなかった。
この試合は、Jリーグ担当審判員が開幕前研修会として見ていた。説得力と一貫性のある笛を全員に求めた。8日からのJリーグの試合をすがすがしいものにしていきたい。」(日本サッカー協会審判委員長)
(以上、引用終わり)
鹿島アントラーズは、判定についての異議をJリーグに対して送付したようですが、上記の委員長の意見を見る限りでは異議が一蹴されることは明らかなようです。
委員長の意見をまとめてみますと…。
1 判定の多くは正しかった。
2 PKのやり直しはしっかりやっていた。
3 ほかの主審たちが日常的に徹底できていないことが誤解と混乱の背景にある。
4 ゲームコントロールは悪かった。
5 毅然とした態度を持ち続けることや選手とのコミュニケーションが足りなかった。
…と、あります。
と、いうことは判定に関しては「家本主審の基準が今年のJリーグの基準になる」ということです。
そして、日本サッカー協会チェアマンの川淵三郎氏のお言葉です。
「レフェリーにコメントしちゃいけない」…と、おっしゃておられます。
さらに、Jリーグチェアマンの鬼武健二氏のお言葉です。
「遠いところから見ていたので分からないところもあるが、反省してもらいたい。」
…と、不快感をあらわにしたとあります。
お二人のお言葉は、スポーツ紙からです。
(スポーツニッポンより)
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/03/02/03.html
鬼武氏は「反省してもらいたい」とおっしゃてますが、「何を」反省するのか明確ではありません。
松崎氏は「判定は正しかった」とおっしゃてます。
川淵氏によりますと「レフェリングにコメントしてはいけない」わけですから、結果的に家本氏は何も反省しようにないように思うのですが…。
家本氏を見ていますと「サッカーは人間がしているものという事を分かっていないのではないか?」と、思うことがあります。
判定が正しくても、ゲームをコントロールできなくては主審の務めを果たすことができているといえないのではないかと思います。判定することだけが主審の仕事ではないということです。
選手は生身の人間です。サポーターも生身の人間です。もちろん審判も生身の人間です。
だからこそ、ピッチには活気が溢れ、スタジアムには感動があるのだと思います。
そこから逃げてしまうことによって、何を得ることが出来るのでしょう。
応援するチームの試合を見ていて、審判の判定に何度も「?」となったことがあります。
でも、人間のしていることですからある程度はやむを得ないと思っています。
しかし、家本氏だけに限らず「ゲームコントロールが出来ない」場面に遭遇するときがあります。
これは、とてもツライ日になります。勝敗に関係なくムカムカして帰路に着くことになります。
今年は、そんなことがないように、お願いしたいと思います。
鬼武氏によりますと「開幕までにしっかりと準備をする」ようですので、信じたいと思います。
とりとめもなく長文になってしまいました。
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- 事務局に通報しました。
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