用具を考える6回目 ボールを考える(軟式)。

試合を執り行う時、試合球2球準備するのが条件となっているチームはよくあります(というより99%そうですね)。[d221]


そこにスリケンが可だったり、メーカーが指定されていたり、いろいろ尾ひれがつくわけですが…


 


さて、そうはいっても案外と認知されていないのか、試合を募って、いざ試合となると試合球ではなく練習球を持参されたりすることもあります。[d223]


 


そこで、リーグ戦や各種春の大会の直前(あるいはシーズンのまっただ中)だろうこの季節に、「ボール」について書こうかと思いました。


 


まずはこの画像を御覧ください。↓



 


この画像は市場に出回っている3種類の球です。真ん中は試合球、右は練習球、左は試合球の「検定落ち」版いわゆるスリケン球と呼ばれる球です。(私物なんで多少汚れています。)


 


まず、この3種のボールの違いを段階的に…まずはわかり易い試合球と練習球から


 


まずは、練習球と試合球ですが、違いは3点あります。[d231]


 


1つ目はドットの形状。


試合球はドット上のミゾ7×3で三角形を形成していますが、練習球はそれとすぐわかるように、ドットが六角形を象るような配置になっていたり(上記画像の例)、三角形を象っていても、ドットの数が違ったりします。


 


2つ目はボールのA(中学用ならB、小学用ならC)の周りにJ.S.B.Bの公認印があるかどうか


練習球の場合は別の文言が書いてあったりします。OFFICIAL WEIGHTとか…(上記画像の例より)


尚、新品の試合球は上記画像のようにJ.S.B.Bの部位が黒く塗りつぶされてはいませんのであしからず(上記の球は拾った時にはもう黒く塗りつぶされていた…)


 


3つ目は(メンバーから聞いた受け売りですが)ボールの硬さが違うようです。


握力が強い人が練習球を握ると違和感を感じるとか…実践して見せてくれました。(ただし、すべての練習球がそうかは不明)


この点に関しては自分は握力が強くないので、実証できないのが残念…


 


次にスリケンと試合球。


スリケンは試合球の検定落ちなのでドットの形状では違いを把握出来ません。


硬さという点も試合球と同じ材質、工法で作られている以上、判別する要素としては不適格でしょう…[d221]


 


よって見るのはJ.S.B.Bの部位。スリケン球は検定落ちのため、Aの周りには何にもない状況で出荷されています。そこが人にわかる唯一の違いです。


 


検定落ちの理由は、重さのほんの僅かな差だったり、ドットの溝の僅かな深さだったりするのかもしれませんが、詳細は不明です。[d276]


 


ちなみにスリケンと練習球の違いはドットの形状で見分ければ…


 


というのが3種の球の見分け方。(まぁ、試合球と練習球、スリケンには価格に差があるので知識がなくても購入の際にある程度見分けはつきますが…)


 


ともかく試合の際は「スリケン可」と記載がない限りは、少し割高※かもしれませんが「公認試合球」を2球持参するのが無難かと思います。中古品でも、ある程度白さがあって山があるものを用意したいものです。(上記画像のような「試合球」はNGかと…)


 


(練習球は1球200~300円くらいで試合球は1球600円くらい)










































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