空襲警報！！

事後報告になりますが...

 

先週の12日の金曜日、アルバイトの為に社員旅行に行けなかった私は、やはり家庭の事情で旅行に行けなかった19歳の新入社員と、下請け業者で高校の1年後輩の方と三人で新潟県の妙高高原ゴルフ倶楽部に行って来ました。

 

社内コンペがあったらしく、平日の割には結構入っていました。

 

In スタートで、残り3HとなったPar4のミドルで事件は起きました。

 

我々の後ろには初老の男女2人が付いていたんですが、ホールアウトして速足でカートに向かっていたその時に、"ファ～"の声が轟きました。

 

その場で三人とも腰を屈め頭部を庇ったんですが、我々の2m先に”ドスン”と白いゴールが着弾したんです。

 

思わず後ろに振り返ると、あの初老の男女が約100y圏内に佇んでいたんです。

 

”あの位置から打ち込むなんておかしいよな”と、三人で顔を見合わせどうにも納得のいかない我々は、”危ないでしょう...何処から打ち込んでいるんですが...気を付けてくださいよ...”と大声で叫びました。

 

 

怒り収まらない状態にままカートに乗り込んで次のホールに到着した瞬間、同伴している19歳の新入社員から”スコアカードフォルダー落として来ました”と信じられない告白がありました。

 

どうも、前のホールに落として来たらしいのですが、つい先ほど小競り合いがあった現場に戻ることも困難であったため、フロントに連絡して探してもらう方向で対応してもらうことにしました。

 

次のホールがショートのPar3でしたので、グリーンがあくまでに多少時間がありました。

 

”早くしないとあの打ち込み2人組が来るぞ...”と冗談を言いながら、オナーの私がティーアップしてテークバックを始めようとしていたその矢先、後続のカートが付近に到着したのが分かりました。

 

”さっきは悪かったね...”と軽く済ませようとして来たので、”本当に危なかったんですよ...急いでいるのか分かりませんが...打ち込むような位置ではないでしょう...”と解説を始めた次の瞬間、”謝ってるんじゃないか”大声で逆切れしながら言い寄ってくるではないですか。

 

これには同伴の下請け業者の方の逆鱗に障り、”その態度はおかしいでしょう...謝れば良いってもんじゃないでしょう”と言い返していました。

 

この状況下で絶妙なタイミングで、”これ落としませんでしたか！？”と連れ合いの初老の女性がスコアカードフォルダーを差し出したんです。

 

そう、新入社員が落としたフォルダーを、よりによって現在バトルを展開中の後続組が拾っていたんです。

 

男性が"お互い様でしょう..."と、勝ち誇ったように一言加えて来た時には、震度10の怒りの激震が走りましたね。

 

新入社員はバツが悪そうに受け取っていましたが、その最中にティーショットを打った私は右プッシュアウトで＋1のボギーにまとめるのが精一杯でした（苦笑）

 

前半のラウンド後に、マスター室に立ち寄りクレームを申告しました。

 

 

後半Outの9Hは、”おい...そろそろ空襲されるぞ...警報鳴らせ...”の掛け合いが盛んに交わされたのは言うまでもありません。

 

それでも、後続組もそれなりに気を遣ったのでしょう、かなり距離を置いて回って来るように見えました。

 

新入社員には、”お前がフォルダーを拾われたことで貸しを作ってしまったんだ...あれさえ無ければ100：0でこちらの圧勝だったのに...お前が一番悪い奴だな...”と冷やかしながらも、あれこれとラウンドレッスン張りにコーチングをしてあげました。

 

現職が顧客満足必達の品証部だけに、ラウンド後の精算時にもフロントに報告を済ませておいたんですが、いざ解散...の時になってスタッフが”あの2人はビジターさんで顔馴染みではありませんで...”と、会員の下請け業者の方に謝罪に尋ねて来ました。

 

新入社員には、スキル以上に大切なマナー遵守の鉄則をしっかりと体験させる良い機会だったと思います。

 

”ゴルフは紳士のスポーツなり”（自戒も込めて）