助かる命、助けられる命 ~救命豆知識②~

では、「救命の豆知識②」を紹介していきます。

(自分が助かる方法・人を助ける方法に興味のある方はご覧ください。)

 

 

 

 

「人が倒れた場合の対処法ってあるの?」

 

 

人が突然倒れた場合、まず前の日記で触れた総務省消防庁の「救急車を上手に使いましょう!」の要領で119番通報することが重要でしょう。そして、救急車が到着するまでにやるべきことがあります。

 

 
























 

 

まず安全な場所に移してください。

 

 

 

人が急に倒れた場合、一般的に「動かしてはいけない」と誤解されていることが多いようです。「動かしたくらいで悪化するような状態であれば、病院に運んでも助からないケースが多い。交通量の多い場所などだと、そのまま放置する方がむしろ危険なので、安全な場所に動かした方が良い場合もあります。」写真の猫さんを見て、皆さんはそのままにしておきますか?砂の中から安全な場所に掘り出してあげるでしょ?

 

 

 

他にもトイレなど狭い場所や暗い場所だと病態がよく分からなかったり、心肺蘇生法などの処置ができなかったりします。だから、そんな時はまず安全な場所に移してください。

 

 

 

安全な場所に移したら、「意識があるかどうか?」「呼吸をしているかどうか?」を確認して、呼吸をしているようだったら、呼吸をしやすいように衣服を緩めます。そして体温の低下を防ぐために、毛布やコートなどをかけて保温します。

 

 

 

もし呼吸をしていない、あるいはあえぐ(口をパクパクする)ような呼吸をしている場合は、即座に胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行なってください。

 

 

 

また、家族が突然倒れた場合は、「とにかく、大きな声で誰かを呼ぶこと」。これは、親しい人だと精神的にパニックに陥ってしまい、冷静な行動をとれないケースが多いためです。救急車を呼ぶのも、できれば近所の人やそばにいる人など、冷静に対応できる第三者に頼んだ方が良いですし、人手が多い方が良いということもあります。

 

 

 

よく「救急車の音を消して来てください」と近所への体裁を気にされる方が多いです。私の印象では、約半分近くの方が言われるくらいです。人生の一大事ですから体裁など考えず、近所の人とも支え合って生きていきましょう!

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