秋季大会放浪記〜兵庫の古豪(やや微妙)
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仲本
2011年09月27日 21:18 visibility1772
(1点を追う滝川の攻撃。セーフティースクイズを試みたが…)
姫路球場の続き。
( ̄∀ ̄)<遅
第二試合は関西学院−滝川という、なかなか興味深い組み合わせになった。第一試合がいうなれば昭和の両雄なら、こちらの二校は戦前派。…といきたいところだが、滝川高校というのがなかなかややこしい。滝川第二の間違いでは?と組み合わせを見直したが、やっぱり滝川だった。
滝川高校野球部はかつて学校の方針で一度部員募集を停止したことがある。旧制滝川中学からの伝統は当時新設の滝川第二高校野球部が受け継ぐ、というのが学校側の見解だった。当然、学校の支援も第二高校に振り向けられることになった。
一方、野球部が休止した滝川高校では、学校側の思惑とはうらはらに、
「伝統も栄光も関係ない!俺らは野球がしたいんじゃヽ(`д´)ノ!」
…と言ったかどうかは知らないが、ほどなく生徒たちが集まって新たに野球部を再結成したという。
そういう経緯もあって現在の滝川高校のユニフォームはグレー地に細い縦縞、胸の「TAKIGAWA」の字体も昔と全く趣が異なる。なんだか日のあたらない第三野球部のような話だが、意外にもこうして勝ち進んでくるシーズンがある。
(関学の木村投手は無四球完投で乗り切った)
試合は両校の投手が好投を見せてロースコアの展開となった。
明暗を分けたのは6回の攻防だ。滝川は内野安打2本と犠打で1死2、3塁のチャンスを作ったがスクイズ失敗で逸機。その裏関学は2死走者なしから四球。その後4番・5番がいずれも初球から打って出て、連続ヒットで1点追加。あれあれっ、という間の得点だった。結果論だが滝川にとっては不用意な四球を出してしまったのが惜しまれる。球運滝川に味方せず、2−0で関学の勝利。
(試合開始の挨拶後。上が守りにつく関学、下がベンチへ戻る滝川。)
- 事務局に通報しました。
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