サンテレビは雨でもこの調子
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仲本
2013年06月22日 13:02 visibility361
(9回表、マウンド上には江夏。三塁ゴロに打ち取ってスリーアウト。)
昨日の夜のこと。なんかやってないかな〜とたまたまチャンネルを換えていると、なんとサンテレビで江夏が投げています(°□°;)。中継を予定していた阪神戦が雨で中止になりましたが、神戸のUHF局・サンテレビはそれでもタイガースの懐かし映像で穴埋めしていたのでした。
映像はちょうど9回表にさしかかったところでした。平日だったのか阪神人気はそれほどでもなかったのか、実況によると観衆1万人あまりとのことでした。
江夏は9回表も中日打線を斬ってとり、ノーヒットノーランを継続。しかしここまで阪神も0に抑えられていました。9回にサヨナラの1点をあげれば快記録達成です。
なんとかしたい阪神はこの回先頭に代打・田淵を送ります。ケガかなにかがあったのか、9試合ぶりの出場ということでした。少年ファンの「田淵打てー」の声も空しく、あえなく三振。それにしてもこの頃はファンの声援がよく届いたのですね。鳴り物はまだありませんでした。結局三者凡退、延長戦に入ります。
江夏は9回まで120球を費やし、疲労の色は隠せません。何しろ並の緊張感ではないのです。延長10回に入って1死から、レフトへ痛打を浴びます。
やられたーっ!!
マウンドに思わず片膝をつく江夏。観衆が固唾をのんで見守る大飛球は、しかしラッキーゾーンの金網ぎりぎりで野手のグラブに収まりました。
10回の裏阪神は死球の走者を出しますが次打者辻が打って出て併殺、スリーアウトチェンジ。次の打順は投手の江夏ということで攻めづらい局面ではありました。
そして迎えた11回裏。江夏がそのまま打席に入ります。11回の表の中日の攻撃も退けてノーヒットノーランはいまだ継続中。
映像にはなぜか「がおー(?)」という声が時折入っていました。好投の江夏を見殺しにするな。ネット裏で酔っ払ったファンが吠えていたのでしょうか(^_^;)。
初球でした。すくい上げた打球はライトへ。今ならライトスタンドの「引き」の映像で打球の行方を追うところでしょうが、このときのカメラワークは背走するライトをやや「寄り」で追っていました。実況席も「お、これは行きますか?」とのんびりしたものでした。やがて画面にライトラッキーゾーンの金網が入ってきてその先に白球が飛び込みます。
ここから先は「プロ野球名場面」で見覚えのある映像になります。前代未聞のドラマに自ら決着をつけた江夏。わしゃもう疲れたよ、と言わんばかりのベース一周でした。
- 事務局に通報しました。
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