北東北放浪記まとめ〜こまちスタジアム

  • 仲本
    2010年07月29日 18:04 visibility1205




(こまちスタジアム正面。女子高校生もたくさんいるので、階段下から安易に撮影してはいけません!ということで遠目から)
もうずいぶん前の話のようだが、先週の土曜日に北東北遠征に出発した。
朝9時前の飛行機で、伊丹空港から秋田空港まで約1時間20分。秋田空港から空港バスで秋田駅前まで約40分。目指すこまちスタジアムは秋田駅から約6kmとのこと。さすがに歩くわけにもいかず、駅前のバス案内所で乗り場と時間、運賃を確認する。約30分、340円だという。財布の小銭を確認。1000円札があるから、まあなんとかなるか。ところで、バスは両替できるんでしょうね?しつこいようだがこれも聞いておく。

試合開始の30分ほど前に球場に到着。バスは思ったよりすいていたが、球場前の歩道には人影が多かった。車や自転車で来る人のほうが多いのだろう。バス停を下りると球場への広いエントランス通路になっている。チケット売り場には50人ほどの行列ができていた。この日の組み合わせは秋田商−能代商。秋田商は春夏連続出場を狙う。対する能代商、あまり聞かないが、金足農、明桜といった有力校を次々と降して決勝まで上がってきていた。いずれにせよ、今年の秋田は商業高校が代表になる。全国的に商業高校には野球の強い学校が多いが昔ほど出てこなくなったこともあり、そういった意味でもなかなか興味深い組み合わせだ。

球場では上段の席のほうがわりとのんびりと見られるので、だいたいそうしている。この日は雨の心配もあり、できれば屋根の下が良かったが、ここの球場のネット裏の屋根はかなり大きく、屋根下の席を見つけるのに苦労はなかった。両翼100m、センター122m。内野は土、外野は天然芝。内野からネット裏のファウルグラウンドには人工芝が張られ、ネット裏には「AKITA」の文字が入っている。プロ野球公式戦も開催される立派な球場だ。








(照明灯はもちろん、秋田名物・竿灯風デザインにしてあるのだとか)
この日はちゃんとスコアを付けていたので見直すと、序盤のチャンスを秋田商がきっちりとものにして2点を先行。やはり春夏連続か、と思っていたところ、5回に能代商が2死走者なしから9番打者がヒット。トップにかえってヒット、四球で満塁のチャンスを作り、ここで3番、4番がしぶとく内野の間をゴロで抜く連続タイムリー。一挙3点をとって逆転した。その後秋田商も地力を発揮、両チーム点を取り合って4−4の同点で終盤を迎える。
8回表の能代商、一死1,3塁から代打の選手が放った打球は左中間へ。レフト背走も及ばず、再び勝ち越しに成功。球場は大いに沸いた。実はこのとき、ひょっとすると能代商が勝てば初出場なんじゃないかと勘違いしていた。これ逃すと次の甲子園のチャンスはいつ来るかわからないぞ。このまま押し切って勝っちまえ。見ていてそう思った。




(能代商の校旗。同じ商業高校なので、秋田商と校章がよく似ている。このへんについてもいずれまた)
8回9回もヒットで走者を許しながらも後続を断ち、能代商が勝った。場外で配られた号外には25年ぶり出場の文字が躍っていた。心配された雨も降らなかった。

さて試合が終わって、問題は帰りである。都合良くバス便が来るとは限らないのがつらいところだ。結局この日は20分近く待った。どうせなら球場回りを歩いてみればよかった…、とこれは後で気づいたことである。








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