読んでみる〜ベースボール聖地物語1
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仲本
2010年05月08日 12:25 visibility164
連休疲れか体調を崩し、結果的に豪華9連休となりました(-.-;)。ようやく復調してきましたが土日もおとなしく外出はなし。連休中に読むつもりだった本がたまっているのでその辺りを少しずつ消化して過ごします。
アメリカ野球には疎いのですが野球を巡る旅には興味があるのでちょっと趣向を変えてこんな本を。もともとは雑誌連載のコラムだったようで、通な人なら知っているアメリカ野球名所が30か所紹介されています。
冒頭2か所はやはりというべきか、ベーブルースゆかりの地(岐阜遠征と微妙にかぶせてます)。ルースが初めて野球と出会った学校は1900年代当時、職工を育成する学校だった。それが今では進学校に様変わり、野球部は今でも活動しているがたいして強くない…、なんていうくだりは日本のどこかの伝統校にも当てはまりそうです。
日本に野球をもたらしたり、プロチームを連れてきた先人たちの足跡(要はお墓なんですが)をたどってもいます。海の向こうからやってきたベースボールはよほど日本人の性にあっていたのでしょうか、またたく間に各地に広まり、今なお人気のスポーツの一つに数えられます。「草葉の蔭」などという言葉が向こうにあるかどうかは知りませんが、彼らも日本野球の隆盛を目を細めて見ているのでしょう。たぶん。
世界に冠たる超大国・アメリカ合衆国の泣きどころは重厚な歴史のないところだともいえますが、野球殿堂にルールの発明家、山っけたっぷりの普及者たち。メジャーリーグに二グロ・リーグ、独立リーグと諸相が織りなす「球史」においては世界随一であることを知らしめる野球史跡めぐりの旅。関西(日本?)縦断にかまけてアメリカまで足を延ばすことなど及びもつかないので、せいぜいこの本で想像の旅を楽しむことにします。
(参考: ベースボール聖地物語1/佐山和夫/響文社 2009)
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