
都合の良い理由を探している
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ヤスオ
2012年09月01日 20:27 visibility51
コンビニの前で
買ったばかりの
ハンディスタイル
ヨーグルトを
食べていると
少しやんちゃな格好をした
初老の男が
『燃えるゴミ。。』
つぶやきながらゴミ箱に
何かを突っ込んで
店の中に入って行った
私ははっきりしない頭で
『俺は燃やしていいゴミと
燃やしてはいけないゴミの
どちらだろう』
ぼんやりと考えていた
いつものカフェで
アイスコーヒーとレジ横の
ナッツとドライフルーツだけを
頼むつもりだったが
『分かっているのよ』
と
言わんばかりに店員が
小でなく大トレイの上に
紙フキンを並べ始めたから
いつものように
トーストも注文した
釣りを渡すときに
添えたり添えなかったりする手と
「お進みなってお待ちください。」
同じく気まぐれな笑顔が
統一感がなく理解できない
あまり近寄るつもりはない
久々の雨は
気遣うように優しく
降ったり止んだりを
繰り返している
「友達だろう」
思い出した
その言葉の裏に
何かがあるように
思えてならない
物事には理由がある
金がないのも
仕事が憂鬱なのも
いつも独りの
気分であるのも
少なくとも
こじつけることは
できる
今日私が重たい気分で
それにも関わらず
少しだけ温かいものを
感じたことには
どんな理由を
押し付けてしまえば
いいだろうか
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- 事務局に通報しました。
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