しぶとい

  • ヤスオ
    2014年07月26日 01:38 visibility38

久々にスパイクを履いて
ボールを蹴りながら


私が感じていたのは

嬉しい楽しいといった
高揚感ではなく


自分の実力のなさを
ひとつひとつ確認しているような

無力感だった



ポジションや勝ちへの拘りが
なくなってしまったのを

大人になったと言うべきか
老いてしまったと言うべきか


昔はこれから上手く
なればいいと思っていた

今はもう

こんなものだと思ってしまう



なぜだかプレー中に
細い手を見つめる癖を思い出した



いいところは
なしで終わったと思う








グランド整備をしていると

突然

「今日のプレーよかったですね!」


予想外に褒められた


そういえば小休憩中には

「すごい走れますね」

別のメンバーに言われていた





もしかしたら
自己評価とは違い

よくやれていたのかも

しれないし


本当に

やれていなかったのかもしれない



だからどういうことではないが


定期的に走ることと

ボールを蹴ることを


私はまだ続けるつもりでいる

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