
初CS!
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ノミー
2010年10月10日 13:16 visibility68
先発は西武涌井、ロッテ成瀬という横浜高校対決。
涌井は立ち上がりから、若干ボールが先行するケースが目立つ投球。
それでも四球は出さず、安打もほとんど許さない。
要所を締めるといえばそれまでだが、ちょっとのらりくらりという印象。
対する成瀬。
先頭の栗山にヒット、阿部の犠打でピンチを迎えるが中島、フェルナンデスという中軸を難なく抑え。
それでも2回に中村に滞空時間の長い特大の一発を浴びてしまう。
西武先制。
序盤こそ不安な立ち上がりだと感じたが、中盤以降はしっかり立ち直って試合は投手戦の様相に!!
正直、涌井は球数も多く良いピッチングという印象は受けなかったけれど。
シーズン終盤に比べたら雲泥の出来。
7回に100球を超えたあたりでサブローに粘られて四球、福浦に安打でこの試合一番のピンチ。
しかし続く今江、キムテギュンを落ち着いて抑え無失点。
裏には西武が2死から連打で追加点のチャンスを迎えるが、またしても中島が凡退。
8回。
不思議なものでチャンスとピンチはやはり交互にやってくる。
2死まで持って行きながら、今年シーズン安打数で球団新記録を出したチームリーダー西岡に意地の一発をくらって同点。
チャンスを生かせないとこういう展開になってしまう。
そうなるのも、負けたら終わり」というCSの空気が作りだす試合展開なんだと思う。
結果涌井は8回4安打1失点。
内容はともかく、大事な試合できっちりゲームを作る。これこそ「エース」でしょ。
そういう意味では涌井復活
西武打線はその裏大きなチャンスを作りだす。
フェルナンデスの安打を許したところで成瀬降板。
こちらも8回途中まで7安打1失点。しっかりゲームを作った。
代わった内が、中村へ四球。
バント失敗を挟んで、全く合ってなかった後藤に代打石井義。四球を選んで満塁。
「ともあき!ともあき!」
この日西武ファンの一番の声援。
その佐藤友の強烈なサードへの当たりは今江が素早くさばき2死満塁。
リードで引っ張ってきた細川に代打で…なんと大島。
この采配が的中。
当たりは詰まっていたが、ライト前に落ちるヒット!
さらに送球ミスが重なり、走者一掃。
栗山が続いてこの回一挙4点。
さらに阿部が続き、なおも追加点を狙える場面で中島が三度凡退。
9回。
クローザーのシコースキーが登板。
捕手にはシーズン最終戦で復帰した銀仁朗。
ストレートで空振りを奪い、変化球でタイミングをずらす投球。調子は悪くなさそう。
2ストライクまで追い込むが、打ち取れない。
ロッテ打線の執念と言えばそれまでだが、銀仁朗の配球にも疑問。
各打者が粘って、単打を重ね満塁。
キムテギュンのタイムリーで3-5…
さらに大松が10球以上粘って四球で再度満塁。
ここでシコースキーを諦め、接戦に弱いとされる小野寺へバトン。
打席には、途中交代してきた里崎。嫌な予感…
予感的中してしまい、2点タイムリーで同点!!
続く西岡の打球はレフトへのフライ…
サードランナー代走の俊足岡田!
タッチアップ!
見事な中継で勝ち越しは許さず!
西武は伊藤を攻めチャンスを作るも、サヨナラならず延長戦へ。
10回。
表は岡本篤がサクッと三凡で抑えリズムを作る。
裏。
銀仁朗ボテボテながら内野安打で出塁→この日猛打賞栗山が犠打で1死2塁。
阿部のレフト線への強烈な当たり!
…清田が好捕。素晴らしいプレー
中島はあっさり倒れ、6打数中5打席を得点圏にランナーを置いた状況でいずれも凡退。
重症である。
11回。
左のワンポイントとして土肥が福浦と対戦!
…が、福浦の当たりは大声援を送るマリサポで埋め尽くされたライトスタンドへ一直線。
ロッテ勝ち越し。
その後は長田が抑える。
10回からマウンドに登った小林宏が11回も3人で抑え5-6でロッテ勝利。
やっぱりチャンスで決められなかった中島…そのツケが最後に周ってきた。
勝敗はわからないが、仮に打っていたら全く違った展開になったはず。
中軸ながら一度もランナー返せないとは。
それをさせなかったロッテ投手陣を褒めるべきかもしれない。でも、ね。
投手戦から打撃戦へ。
この日ヒーローとなった福浦も言っていたが、「最後まであきらめない」気持ちが勝負を分けた気がする。
とにかくハラハラする展開で面白かった。
遠路はるばる行った甲斐があったってもんだ。
…勝てば文句なかったけど。
今日、明日連勝して福岡に乗り込んでくれることを信じて。
頑張れライオンズ!
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- 事務局に通報しました。
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