霖雨

”霖雨”  葉室麟著  PHP

 江戸時代の儒学者、教育者、詩人でもある廣瀬淡窓と

  その弟である久兵衛が主役。

 大塩平八郎と同じ時代の学者でありながら、

  生き方は正反対な廣瀬淡窓。

 大塩平八郎の乱については・・・

  ”政が信を得てないときは、狂挙が義挙にもなりうる” と述べる。

 一方、淡窓自身は”迂言”をもって老中に提言をしている。

 ●人を生かそうとするみちでしか、世の中は変えられぬ。

 ●長い雨が続いても、いつかは上がるときがある。

 ●心は高く、身は低く

   →高名な学者としての自戒でもあるでしょう。

 ●”万善簿”にて日々の自身の行動の評価をしている。

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