遥かなる水の音

”遥かなる水の音”  村上由佳著  集英社
筆者の作品は初めて。
病に倒れた同性愛の青年の遺灰を撒く為の旅。
 フランス、スペイン、モロッコ、そして目的地サハラ。
彼が望んだ事は死後、真に無に帰する事。
 それほど迄に彼の人生は苦痛に満ちていた?
同行者は、寄せ集めのメンバーだったが・・・
 亡き青年の心に思いを馳せて旅を続けるうちに、
  人生観が変わって行く。
誰もが孤独感を感じて生きていたが、
 その青年の孤独は想像を絶していた。

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