スギ林はじゃまものか

”杉林はじゃまものか”  山岡寛人著  旬報社

花粉症の元凶と言われるスギ林を見直す。

 元々戦後の復興のために雑木林を伐採して

  スギ林にしたのは国策であった。

ところが家屋の製法の変化により杉の需要は大幅に減り

 スギの価格もダウンしたために

  野放しにされたスギ林が増えてしまった。

手入れを怠った杉の木は枯れかけて

 死にそうになった杉は子孫を残すために

  花粉を今まで以上にまき散らすことになった。

国策の失敗と家屋の製法の変化によりもたらされたスギ花粉症。

 対策のためには、スギ林の手入れをキチンとやることと

  スギの需要を喚起することが大事になる。

日本は国土の70%近くが森林であり、

 世界でもトップレベルの森林国である。

最近林業に従事する若者が僅かながら増加傾向なのは

 頼もしいことだ。

私も森林ボランテイアの経験が僅かながらあるが

 ハードな仕事でもある林業の今後が注目されるべきだろう。

 

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